(少し前に、某国営放送でやっていたテレビ番組を
今さらながらビデオで見てみた。)
119番消防です。
火事ですか?
救急ですか?
こんなフレーズから入る場所がある。
119番でつながる消防への救急コールだ。
恐ろしい部署だ。
電話1本で、こっちと向こうで、
生と死がつながっているのだ。
電話を受ける側は、
非常に冷静に電話を受け、
相手に電話からの口頭指導で、
今の現実の中で最善の手を尽くそうとさせる。
とてもリアルな番組だった。
現場の緊張感が、見る側にも
ひしひしと伝わってきていた。
「呼吸はしていますか?
顎を上げ、鼻が天井を向くようにしてください。
どうですか?
では次に、
乳首と乳首の間を、自分の両手を重ねて強く押して下さい。
胸が5センチくらい沈むような感じで、今から私が言うテンポで
押してください。
いいですか?
1、2、3、4、5、、、、、10。
はい、もう一度、1、2、3、4、、、、10。」
別の電話では、
電話してきた当人が興奮していて、
「自分が外へ買い物を行って、
父さんを一人きりにしたばっかりに、
こんなことになってしまって、、、。
ううう、ううう」
あとは嗚咽。
自分のとった行動を悔いているのだ。
今の現実をすぐに見れないのだ。
あああ、恐ろしいテレビ番組だった。
とてもアラカンでは務まらない仕事だと思った。
自分にゃ、とてもできない仕事だと思った。
救急司令室の担当の方は皆、冷静に電話対応していたが、
なんともやりきれない空気感も漂っていた。
こんな世界が世の中にゃあ、あることに驚いた。
ほんと、驚いた。
