ここ最近は、
大河ドラマ「青天をつけ」と
朝の連続テレビドラマ「カムカムエブリバディ」を見ちょる。
この両方のテレビ番組を見ていて思うのは、
この両方ともが大きな戦争があったということ。
青天をつけでは、戊辰戦争、西南戦争。
カムカムでは、太平洋戦争。
青天をつけでは、主人公はたまたまパリ博に行っていて、
この戦争に巻き込まれていないが、
渋沢栄一がもし、日本にいたら必ずこの
戦争に参加していただろう に。
たまたま、彼は運がよかったというべきか、
神の思し召しというか、
なんちゅうか本中華。
渋沢栄一がいたからこそ、近代日本が
出来上がったと言っても過言ではあるまい。
そして、カムカムエブリバディ。
どうやら安子の旦那の稔さんは
戦死してしまったようだ。
戦前戦後の日本の描写に
心打たれます。
今の若い人に(戦前戦後の日本を)見せても、
悲しいかな、何も響かないでしょうな。
年のいった私たちでさえ、
今の状態が普通すぎて、
とても戦前戦後すぐ、のイメージができやせん。
ただ、昭和の古き良き時代的な描写に、
郷愁を誘われるような時があるのも事実。
昭和のあの不便な電化製品。
昭和の狭い部屋部屋。
今の誰とでもすぐにつながる携帯電話をはじめ、
ネット社会の過剰便利さを、危うく思う。
これからもうすぐ、便利すぎる時代に生まれた世代が、
世の中を席巻し出す。
もうアラカンの年では、これから先までの世界を見届けることは
できないが、
人間の魂だけは失わない世の中であって欲しいと
願うばかりだ。