これまた、今さらそれを言うっていう話を。


それは、先日(今となっては、かなり前の話になったが)
閉会したパラリンピックでの橋本会長の挨拶だ。

橋本会長の挨拶は、巷(ちまた)では、
かなり評価は高いそうな。

とても本人が考えたとは思えないが、
どこかの官僚が考えたであろう挨拶文ではあるが、
この挨拶文の中で、アラカンが気になる一文があった。

とりあえずは、彼女の挨拶文の抜粋を。

パラリンピアンの躍動は、私たちに届けられたメッセージです。
その姿に多くの人が、ここから何かを始めよう思いました。
私たちはたくさんの気付きと、自らを見つめ、
未来を創造する力を頂きました。
変化は、気付きから始まります。

ほんの一部ではあるが、彼女の挨拶文を書き出しました。

アラカンの気になる一文。
それは、ずばり、
「私たちはたくさんの気付きと、自らを見つめ、
未来を創造する力を頂きました。」

「自らを見つめ」が気になって仕方がないのだ。
このフレーズは、むしろ無い方がしっくりくるのだ。

結局、この「自らを見つめ」は、
自らを見つめる力のことを言っているのか?
自らを見つめることを、パラリンピアンの躍動する姿から
頂いたのか?
自らを見つめる力って何?
このあたりのことが、はっきりしないフレーズとなっているのだ。

格調高く、謙虚的な言葉を入れたつもりの「自らを見つめ」では
あるが、ぼんやりし過ぎて、台無しになっているのだ。

挨拶文全体にもっとやさしく、わかりやすい言葉を多く入れた方が、
もっと素敵な挨拶文になったでしょうに。
でも、今のでもまあ、合格点ではあるがね。

誰も、こんな所を気にする人はいないでしょうね。
きっと、多分。