あらかんは、昨年にいた部署から、
この4月に新部署に異動になった。

以前の部署では、取説とか小冊子を扱う部署だったが、
今度の部署は、もっと人対人が近くになる部署に
なった。
あらかんの担当する仕事もかなり変わった。

以前は、「ぱしり」のような仕事が主だった。
コピーを取ったり、製本したり、原稿を校正したり、だ。
タックインデックスを作ったり、背表紙を作ったり、だ。

はっきり言って、全然違う部署だ。

今の部署について詳しく語るのは憚(はばか)れるが、
うううっ、やっぱり詳しくは書けない。
でも、ちょい書く。
ちょっとだけよ、、、。(古過ぎ晋作)

今の部署内で、過去の経緯で、何人かとトラブルが
ありーーので、解決できていない案件が数件あった。

今までは、その当人と電話でやり取りしたり、
手紙でのやりとりばかりやっていた。
電話でのやりとりなんか、相手が一方的に
自分の言いたいこと、自分の主張を一方的に話すもんで、
話が長い長い。

半面、手紙でのやりとりなんか、相手からの反応が
全くなく、手紙が本当に本人に届いているかどうかも
わかりゃあしない。

そうこうしていて、何年も膠着(こうちゃく)状態が
続いていた。

あらかんは、ある日、遠くに出張した時のその帰りに、
ふとしたことから同行者に、「帰り道、ついでなら例の
トラブルのあったお宅に寄ってみない?」と
同行者に提案してみた。
そしたら、そうね、帰り道のついでだから、ちょい
寄ってみますかと相成った。

過去の当人とのいきさつを見てみたら、電話は何度も
かけているようだが、いつも不在で、留守番電話に
伝言を残しているだけで、過去、本人には一度も
会っていないようなのだ。

実際、あらかんもこの家には、この週に2回ほど訪ねたが、
2回とも留守で、何としても本人がどんな人かお会いして
みたかったのだ。

で、帰り道。
本人宅。
ご在宅でおました。
で、玄関先の立ち話すること15分。
いろいろな世間話、悩み話を聞いてあげての15分。

で、解決しまひたああああっ。

会ってみるもんですね。
会ってみるもんですよ。

人類の編み出した言葉は、300万年の息遣い。
文字は、たかだか5000年の歴史。
面と向かっての話し言葉の威力を、
肌で感じた一瞬でした。