先々週くらいから、某国営放送がやっている朝の
連続テレビ小説「エール」を見始めている。


戦前戦後に活躍した作曲家、古関祐而の生涯を
描いている、らしい。
彼の作品の中に、あらかんの好きな歌、
「栄冠は君に輝く」があって、そこから一気に
引き込まれていった。
彼が、この歌を作ったのかあ、と驚くばかりだった。

さらに、彼が作った歌に「紺碧の空」(早稲田大学応援歌)が
あったことにも驚いた。(聞けば、わかりますよ)

あらかん的にむきになって、この歌と向き合った。
まずは、この歌の歌詞をしるそう。

紺碧の空 仰ぐ 日輪
光輝あまねく 伝統のもと
すぐりし精鋭 闘志は燃えて
理想の王座を 占むる者 われ等
早稲田 早稲田 
覇者 覇者 早稲田

そして、次は慶応大学の応援歌「若き血」。
この歌の歌詞がこれ。

若き血に 燃ゆる者
光輝みてる 我等
希望の明星 仰ぎてここに
勝利に進む我が力 常に新し
見よ精鋭の 集うところ
烈日の意気 高らかに
遮る雲なきを
慶応 慶応
陸の王者 慶応

さあ、さあ。両者揃いました。
この2つの歌、実は歌詞が相当似ている所がありますねん。

まずは、光輝(こうき)。
年代的に、先に慶応のこの若き血が先にできているから、
早稲田の紺碧の空の作詞者は、相当意識したかもしれない。

そう思うと、さらにある。
「精鋭」という言葉だ。
これも、両者に使われている。
精鋭は、この当時の流行り言葉だったかもしれない。

あと面白いのは、早稲田が日輪という言葉を使っているのに対し、
慶応が明星を使っていることだ。

そして、これはお互いの歌について言えることだが、
歌詞を見ないとわけわからんという言葉がある。
それが、早稲田では「しむる者我等」。
しむるですよ。死ぬみたいなイメージに繋がりかねない
この言葉。
実際は、「占むる者 我等」。

慶応側では、「光輝みてる」。
みてるというと、見てるって思いません?
実際は、充てる(みてる)という字らしい。
そう分かると、しっくりいく。

ここまで、だらだらときたが、
最後は、どちらの歌が、アップテンポ、スローテンポでも
耐えられるか。
まあ、そんなことどうでもいいですよね。

あっ、そうだ。
慶応の応援歌「若き血」は、歌詞が1番しかありませんのだ。