すでにこのブログも2年を過ぎてきて、
いろんなことについて、ああでもないこうでもないと
勝手にずらずら書いてきたもんだから、
何を書いたかなんて覚えてもいない。
だから、同じことについて書いたとしても、
許してたもーれー。
で、3つ目の会社の時のことだ。
あらかんは、2つ目の会社を34歳の時に辞め、
転職をした。
2つ目の会社では、あらかんは経理部にいたが、
経理といっても事務屋にちょっと毛が生えたようなもんだっだ。
ちょっと計算機が打てる程度で、
経理の仕組みも分かっていなかったにも関わらず、
いくつかの他社での会社面接では、さも経理を知っているかのような
受け答えをしてたような気がする。
3つ目の会社では、原価計算とか管理会計的な予算策定、
月次決算を中心に任されていた。
転職し、何カ月が経過しただろうか。
そんなある日、F常務が私に唐突に、
「あらかん君、次月から月次決算の中身について、
常務会で説明して下さいね」と言ったのだ。
ええええっ、常務会で私が月次決算の説明するの?
経理部長がいるじゃないですか。
と言いたいところだったが、そこはぐっと(笑って)こらえて、
大人の対応をしたが、腑に落ちなかった。
常務会で説明となると、相当なプレシャーなのだ。
緊張するしね。
もう、ほんと嫌だった。
嫌だったらありゃしない。
しかたなしに、毎月毎月常務会で月次決算を説明するように
なったのだ。
ずっとそれが続いた。
今も続いているだろうか?
そして何年も過ぎたある日。
もう、Y会長が亡くなった後だろうか?
その前だろうか?
ある日に、F常務がポツンと、
「なあ、あらかん君、毎月毎月月次決算の説明を
常務会でやってもらっていたが、
実は、あの話、Y会長の発案なんだよ。
Y会長がね、あらかん君は中途入社で、まだ彼を知らない人も
多くいるし、彼のためにも、いい機会だから、
常務会で月次決算でも説明してもらったらどうだ?
と、Y会長が言っていたんだよ。」
もう、この話を聞いてあらかんは、もう涙が止まらなかった。
今この話を思い出しても、涙が出てくる。
これを聞いて、つくづく話しにはいろいろな見方があるし、
いろいろなとらえ方があるもんだと、
あらかんの目のうろこは、この時何枚も落ちた。