実は9月の終わりから、アルバイトを始めていた。
朝10時からお昼2時までの、ほんの4時間のアルバイトだ。
しかも、週4日程度のおこちゃまのようなアルバイトだった。
しかし、実際は1カ月もたずに辞めることになった。
まずは、そのアルバイトをしようとしたきっかけは、
家の郵便ポストに、アルバイトしませんかというアルバイト募集の
チラシが入っていたからだ。
少し前から、あらかん自身そろそろ何かをしなくてはと思っていた
矢先もあってのことだもんで、あらかんはほいほいとその船に
乗っかかった。
その店は、全国に50店舗ほどお店(チェーン飲食店)がある
大きな会社で、あらかんが働こうとしたのは、
そのうちの一つの店舗だった。
面接に行くと、明日からすぐ来て下さいと言われ、
翌日から、アルバイトに行った。
しかし、あらかんに仕事を教えてくれるのは、
面接の時に会った店長ではなく、パートのおばちゃんだった。
結果的にそれがよくなかった。
アルバイト初日に、パートのおばちゃんから一通り仕事を教わったが、
翌日に店長と一緒に仕事をし始めると、前日に教わった仕事が、
ことごとく修正訂正が入った。
そのあらかんの一連の仕事の内容を明かそう。
・お店の暖簾(のれん)、旗を出す。
・レジ現金を確認する
・カウンターの椅子をカウンターに上げ、掃除機で掃除。
・お店の床を、モップで拭き掃除。
・椅子を下す。(席数は、カウンター17席、座敷10席、テーブル2席)
・各場所に、氷の入ったピッチャーを用意。
・台ふきんを濡らし、各場所に配置(13か所)。
・昼のランチメニューを各場所に配置。
・山葵の小袋を各場所に配置。
・白米を炊飯器にセットする。
・枝豆、錦糸玉子を解凍し、個別にラップに包んで
ランチタイム用に用意する。
以上がおおよそ10時からやりだして、11時の開店までに
終わらせる仕事だ。
でも、メニュー一つをとっても、並べ方があった。
アルバイト初日では、何も言われなかったのに、
翌日に店長から、3枚あるメニューのうち、手前に季節メニュー、
次にランチメニュー、一番奥にグランドメニューを並べ、しかも
3枚とも右向きにそろえてと支持された。
(初めから言ってよっていう気持ちになった)
氷水の入ったピッチャーでも同じようなことがあった。
あらかんは、(大半の人が右利きだから)お客様に対して右側に
取っ手がくるようにピッチャーを並べたが、取っ手は単に
お客様側に来るようにとのことだった。
やれやれ。
以上が開店までに行うことで、11時に開店となると
あらかんの仕事は、お客様の注文に対して器の準備やら、
料理の盛り付けをやることになる。
(もちろん片付け、洗い場もある)
ほいでも、初日なんかは料理の盛り付けの内容もほとんど覚えることが
できず、おろおろするばかりだった。
しかし料理自体は5分程度で出来上がるものだから、あらかんをせき立てず
あわてずに、1つ1つこなしていけばいいのにと思うことしきりだった。
また、全国に50店舗ほどある大手の飲食店チェーンにもかかわらず、
手順書らしきものがないのにも驚いた。
1つ1つの料理についての盛り付けの方法、盛り付けの配置等の
分かりやすい手順書くらいあってもいいのにと思うが、
すべてが、口頭説明だった。
手順書があれば、繰り返し繰り返し読んで学ぼう覚えようとできるが、
口頭説明で、しかも担当する人によってやり方が違っては、
もうこの会社もおしまいだなと思った次第。
まあ、とにかく山本五十六じゃないけど、
「やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、ほめてやらねば人は動かじ」を
店長及びパートのおばちゃんたちに聞かせてあげたかった。
ちゃんちゃん。
