2018年度の国税の税収金額が、60兆3564億円となり、
1990年の60兆1059億円を抜いて史上最高額になったと
最近のニュースでやっていた。
始めは、ほうほうそうねそうねと聞いていたが、その内訳の変化に
驚いた。
まずは大まかな内訳を列挙しましょう。
1990年
消費税 4兆6227億
所得税 25兆9955億
法人税 18兆3836億
で、
2018年
消費税 17兆6809億
所得税 19兆9006億
法人税 12兆3180億
1990年当時は消費税率は3%だったもんで、確かに
金額は少ない。
が、2018年では消費税率8%になっているから、
17兆円となっている。
その一方で、所得税、法人税ともに1990年より減少しているのだ。
何でか?
理由は簡単、徴収する税率が変更になっているからだ。
(このことは、あまりマスコミではやっていないなあ)
単純に最高税率だけを比較すると、
1990年の所得税率は50%、住民税が15%だもんで、計65%となる。
2018年の所得税率は45%、住民税では10%だから、計55%。
法人税実効税率に至っては、
1990年当時では、49.98%もあったが、
2018年では、29.74%まで落としているのだ。
これは何を示しているかというと、
こんなに税金取ってごめんね。
今後は法人税を少し減らすから、海外に出て行くなんて言わないで、
このまま日本に居て下さいね。
そして、大いに体力をつけて、どんどん国内設備投資にお金を
どんどん使って下さいね、というものだ。
ところが実際には、法人税が減った分多くの企業では、
その儲かった利益が内部留保という形で、企業内に
お金がたくさん留まっているのだ。
このことが、与党が大企業寄りだと言われる所以だ。
所得税でも同じことが言える。
1987年では、所得税最高税率60%、住民税最高税率18%の
計78%だった時代もあったのだ。
それが、年を追うごとに変更されていき、いまでは45%、
10%の計55%となっている。
このことが、与党が富裕層にやさしいと言われる所以である。
富裕層=国会議員さんたちとすると、このお手盛り税率も
普通に納得できてしまう。
将来的に消費税は相当数税率を引き上げないといけないことは
わかっちゃいるが、消費税のことをガタガタ言う前に、
このあたりの議論もしっかりして欲しかったなあ。
情けないが、アラかんも実はこのことを最近知ったばかりなのだ。
