新婚旅行から帰ってきて、息つく暇もなく
新婚生活が始まる。
いきなり明日の朝御飯から始まるのだ。
炊飯器でがんばってご飯を炊くか、簡単にパン食で
済ましてしまうかで、きっと迷うはず。
そんなことどうぞ、勝手に迷って下さいと言うしかない。
まあ、それも楽しいのうちかもしれないからだ。
二人の食事となると
デート中の外食ならお互い好きなメニューを注文し、
食せればいいのだけど、2人の生活の中での食事となると
そうはいかない。
たいていの場合は、同じものを食べるはずだ。
そこで、いろいろな問題が起きてくる。
お互い、何十年という単位別々の培った食生活の積み重ねと
食の記憶がくっきりと刻まれているがゆえ、先入観もあるし、
当然好き嫌いもあるはずだ。
細かい話だが、箸置きを使う家、使わない家もあるはずだ。
アラかんとこは、箸置きはあるが普段には使わないね。
食事中にお茶を用意する、しないもあるでしょう。
食事ごとに、必ず汁ものを用意する、しないもあるでしょう。
アラかんごとで恐縮だが、アラかんが新婚生活での食事で
驚いたのは、まずトマトだ。
トマトが、おかず?として出てきたことだ。
アラかんは、トマトはおやつとして夏の日にがぶがぶと
かじるもんだと思っていたからだ。
トマトが、夜ごはんの食卓に上がるとは思ってもみなかった。
また、アラかん家名物「コロッケ事件」もあった。
これも、トマト同様に、夜の食卓にコロッケがおかずとして
あがった。
昔からアラかん家では、コロッケ(高橋精肉店のコロッケ、
ここのコロッケがおいしい)は、昼食にしか食べないような
習慣があって、晩御飯にはコロッケは食べたことがなかったもんで、
夜に出てきた時にゃあ驚いた。
しかも、コロッケというだけで、いかにも私手を抜きましたみたいな
ムード満々だもんで、そこがいけなかった。
もう忘れましょう、アラかん家「コロッケ事件」。
あと、漬物とか、、いろいろあります、ありすぎて割愛です。
新婚生活とともに、過去の20年余の自分の食生活を否定までいかないが、
新しい食生活を交えて、また新たな食生活を2人で作り上げて
いくような感じなのだ。
そうい意味では、食べるということは今さらながら大切なものだなあと
痛感する次第です。