クッキーと出会ってからもうすぐ2年半が経とうとしている。
クッキーは、アラかんが定年退職するちょうど1年前に出会ったので、
この2年半ー1年=アラかんの定年退職後の年数という数式が成り立つ。。
なんとわかりやすいことか(笑い)

クッキーは、アラかんにとって初めての犬だったので、
見るもの聞くもの出会うものがすべて新鮮というか、
驚きの連続だった。

犬を飼い始めて驚いたことはたくさんあるが、今回はその中でも不思議な
飼い主同士の挨拶について。

山之口のような ど田舎ならいざ知らず、アラかんの住んでいる人口30万人を
ゆうに超えている〇〇市では、朝夕の散歩中に見知らぬ人との挨拶はほとんどない。
まして、中年男が一人ぷらぷら歩いていようものなら不審者がられるのは
必須である。

総じて日本人たる人種は、元来気恥しい性格なのか、無口な人種にように
お見受けする。
町内、集落の中で見慣れた人となら挨拶をするが、見た事もない人と
分かった瞬間、挨拶ははばかられるようだ。
まあ、どんな人か見てやろうというスケベ根性でもあれば、挨拶はするかもしれないが。

その一方で、登山道などの狭い空間では、なぜかしらん日本人は
そのシャイな性格から一変し、とたんにすれ違う人に挨拶をしだす。
「こんにちは」「こんにちは」の嵐寛寿郎なのだ。

そして、犬散歩している人たち同士もなぜかしらん、親近感からか
出会えば、挨拶をしだす。
「おはようございます」「こんにちは」と。
そして、お互いの犬同士の相性を確かめながら、お互いの犬の紹介やら、
お互いの犬を褒め合ったり、謙遜したり、時には犬についての相談事だったりと
(アラかんにとっては)楽しいひと時ではある。

こうも素直に挨拶ができるもんだと、自分自身でも不思議なくらい
挨拶をしてしまう。(謎)

(しかしながら、年配の男性で不愛想な方が多いのは残念だし、
アラかんもいつかその仲間に入ってしまうのかも?)