先日、某国営放送でやっていた桑田佳祐の「ひとり紅白歌合戦」を
録画しておいて見た。
彼は、どうもこのひとり紅白歌合戦を何回かやっていて、
平成20年、25年、30年と過去3回やったひとり紅白歌合戦を
ダイジェスト版としてまとめ上げ、さらに、桑田さんのコメントとか、
歌に対する思い入れも入れて、上手く編集していた。

昭和平成にヒットした、いろいろな歌謡曲を歌っていたが、
どれもどの曲も聞きごたえがあって、胸に響いた。

見上げてごらん夜の星を
TOKIO
真赤な太陽
帰ろうかな
君だけに愛を
君といつまでも
あの時君は若かった
ブルシャトー
恋のバカンス
小指の想い出

もう、なつかしい歌ばかりだ。
しかも、歌は1コーラス程度の長さなので、全く聞き飽きないのだ。

今回の歌の中での大発見は、昔の歌謡曲の歌詞の大胆さだ。

例えば、いしだあゆみの「あなたならどうする」という曲。
この中の歌詞に、こんなんがある。
泣くの 歩くの 死んじゃうの
あなたなら あなたなら

別の曲では、弘田三枝子の「人形の家」の歌詞。

私は あなたに 命をあずけたーー

今時では考えられないような、生々しいくもあり、リアルな情景が
浮かんでくる。

恐るべし なかにし礼、阿久悠コンビ。

桑田佳祐は当然歌は上手いのだが、こうした歌謡曲を歌わしても
相当上手い。
聞き惚れたです。
もう、歌業界でも男性の中でも1、2を争う歌手ではないかと思う。
あの桑田君のハスキー的な歌声は、もう昔の歌謡曲にベストマッチしますです。

それにしても、最後の方で、自分の持ち歌「勝手にシンドバット」の曲解説で、
多くの皆さんはあの歌は、適当に歌っているような言い方をよくしますが、
私は、歌詞と曲をとても丁寧に張り付けたんですけど、、、。
と、言っていたのには驚いた。