最近ビッグニュースが飛び込んで来た。
大坂なおみ選手を今まで支えていたサーシャコーチが、
今後もう大坂なおみのコーチではなくなるとの報道があった。
そしてその中に、お題にあるようなコメント
「キャリアでの成功よりも、自身の幸福感の方が大事」があった。
パッと見は、何となく納得できそうコメントであるが、
へそ曲がりのアラかんは、そうは簡単に納得できず、問屋はおろしゃしないのだ。
詳しい事情は知る由もないが、この言葉を分析する限り、
色々な事が見えてくる。
まず、アスリートにとっての幸福感の第一は、上に立って(多く勝って)、
多くの人に認められることではないか。
普段の厳しい練習、努力の成果が、試合で自分の実力・努力の結果が
示せることではないだろうか。
そして、今まで自分を支えてくれた人たちを喜ばせることでは
ないだろうか?
実力をつけ、多くの試合に勝つことで、多くの報酬を得ることになるだろうが、
大坂なおみ選手のコメントは、もうキャリアでの成功はもういらないと
いうことだろうか?
お金はたくさん稼いだから、もうお金はいらないということだろうか?
グランドスラム2連勝の結果、大坂なおみ選手は、やればできるじゃんと
思い始め、今のコーチとの相性の悪さが出てきてしまったのかもしれない。
今までは、自分の成績も悪かったから、あなたの話も素直に聞いていたが、
もう大丈夫、自分はもっと別の世界を求めたいの、とでも思い始めのだろうか。
人間、厳しい環境、いやな人間関係、いやな練習の中にいないと成長できないと
思うのだが。
楽しい練習、楽しい仲間・コーチ、思い通りになる練習プログラムでの
仲良しクラブでは、もう大坂なおみ選手の成長は見込めない。
だからこそ、お題にあるようなコメントは、大坂なおみ選手の真意を
表したコメントとは到底思えないのだ。
もっと強くなりたいから、もっと別の世界を見たいから、自分のビジョンと
合うコーチを探したい、とでも言ってほしかった。
キャリアでの成功よりも、自身の幸福感の方が大事なんて、
アスリートに言ってほしくはなかった。
残念。
今後の大坂なおみ選手に依然として注目だ。