昔から気になっている言葉がある。
1つは、XXしかねます、という言葉だ。
ある窓口なり、電話口で、相手に問い合わたりした時に、
電話口に出ている人が、(多分つんとすまして)
「私では分かりかねますので、調べて後日お伝えします」とかがある。
私では分かりかねます?
私では分かりませんで、でいいのでは?と思う。
強く思う。
分かりかねますって言っている当人は、多分かなりの
丁寧語を使っているつもりだろうが、全然丁寧になっていないのだ。
この、「かねます」は、ほんとお役所言葉、上から目線言葉に
他ならないのだ。
相手を突き放した感じ満載言葉であるのだ。
次にあげるのが、「願います」という言葉だ。
お渡し願いますとか、ご了承願いますの、願います、だ。
多くの人は、あまり違和感を感じないかもしれないが、
このアラかんは、大いに違和感を感じるのが、願いますという言葉だ。
この言葉こそ、お役所言葉、上から目線言葉だと思うのだ。
なぜ、お願いしますと、おを頭に付けないのか?
お願いと言って始めて、お願いになるのだ。
願いますでは、お願いになっていないのだ。
なぜ、こんな事が分からんのか?
次回、このアラかんに文章の校正、推敲をお願いしますと言って、
文章が回ってきたら、この件について厳しく修正訂正してやるのに、
もうそんな機会は、2度とない。多分。