今回も過去を見つめ直します。
高校生になっても、
娘は相変わらず親に嘘をついていました。
小さなものから大きなものまで…
種類も理由も、さまざまでした。
その中でも、
一番大きな出来事。
今でも忘れられないことがあります。
高校3年の冬。
大学受験の共通テスト直前、
12月のことです。
娘はこう言いました。
「共テの勉強で苦手な部分があってね。
Sに教えてもらうから、
その子の家で勉強会をする」
私は疑いませんでした。
Sちゃんはヲタク仲間ではあったけれど、
進学校に通っている子。
きっと勉強のヒントをもらえるんだろう。
そう思って、信じてしまった。
手土産のお菓子まで持たせて、
娘を送り出しました。
今思えば、あのお菓子は…
誰が食べたんだろうか?(笑)
あの時は、
本当に何も疑っていなかった。
信じきっていたんです。
でも、実際は……
娘は一人で東京へ、
泊まりがけで推し活に出かけていました。
飛行機もホテルも自分で手配し、
現地で推し仲間と合流していた。
その事実を知ったのは、
2024年11月。
この出来事(2022年)から、
約2年後のことでした。
真実を知ったきっかけは、
皮肉にもSNSでした。
娘がアップしていた投稿から、
私たちは数年遅れで、
その事実を知ることになりました。
娘から直接聞いたわけではありません。
娘との問題が起きてから、
私たちが探し出したアカウント。
アカウント…
バレていないと思っていたんでしょうね。
あれもこれも、
いろいろなことが投稿されていました。
なぜ……
大学受験直前の、
あんな大事な時期に。
なぜ……
2年後、
この事実を娘に突きつけた時、
娘はこう言いました。
「期間限定のイベントだったから。
今行かないと後悔すると思った。
それに大学は受かると思っていたし、
行っても問題ないと思っただけ。
何か問題ある?」
その言い方に、
私は言葉を失いました。
私はもう、
娘を心の底から信用できないと…
この時も娘は
自ら謝ることはありませんでした。
大学受験直前という大事な時期。
自分の立場。
そして、
親の気持ち。
それらが本当に見えていなかったのではないかと、
今でも思います。
我慢できない。
欲しいものがあれば、
それを手に入れるために嘘を重ねてでも行動に移す。
あの頃の娘は、
私にはそんなふうに見えていました。
もし当時、
この事実を知っていたら……
何か違ったのだろうか?…
いや……
どうだろう。
今でも分かりません。
でも、
事実を知ったところで、
すでに行動した後だったら…
その時に娘にいろいろ伝えたとしても、
きっと何も伝わらず、
逆に逆ギレされて、
終わっていたんじゃないかと思います。
あの頃から、
娘の「欲しい」という気持ちは、
少しずつ強くなっていったのかもしれません。
そして、それが
この先の出来事へとつながっていく。
そんなことを、
あの時の私はまだ知りませんでした。
もし、あの時わかっていたら……
何か変わっていたのか?
……いいえ。
きっと、
何も変わっていないと思います。
今と同じ状況になっていたんじゃないかな。
なぜならこの頃から娘には
「我慢すること」
「自分のしたことを振り返ること」
その2つが、
なかなか伝わっていなかったように感じるからです。
そして、この後…
さらに大きな出来事が起こります。
