コップの水が溢れそうになる感覚。
この何とも言えない感情が、再び蘇ってきた。
原因はわからない。
いや……
わかる。
娘が卒業した高校の制服を見たからだ。
しかも、親子で笑いながら歩いている、
楽しそうな姿を目の当たりにした。
これが最後の一滴になって、
私の心のコップに水をドバドバと注いでしまったんだと思う。
うーん……
仕方ないこと。
我が家には、もうない光景。
頭では理解している。
でも、心が追いつかない。
ものすっごい動悸がして、
久しぶりに大泣きしてしまった。
……ヤバいな、これ。
ここまでの感情は、
最近ほとんどなかったのに。
旦那さんに、何気なく話を振ってみた。
「何も連絡はないままよね?」
「もちろん」
「不動産屋さんからも?」
「もちろん、何も」
……あっけらかんとしている。
「今後もこのまま?」
「もちろん。
自分の中にはもう、
全く居ない人になっているから。
別に何もしないし、気にもならない」
……やっぱり。
旦那さんのほうが、
私より冷たいというか……
親としての愛情が、若干薄いのかな。
そんなふうに感じてしまった。
でも……
娘には、真逆に伝わっていた。
今まで、
お父さん(旦那さん)は優しくて良い人。
お母さん(私)は、毒親で優しくない人。
これでインプットされている。
なぜ?
ここで、旦那さんに軽く言ってみた。
「ねぇ、
私が今まで娘に伝えてほしいことがあると、
直接伝えると揉めるから、
間に入って言ってくれてたことがあるでしょ」
「そうね。言ってたね」
「あれって……
少し意味が違うように
伝えていたんじゃないのかな?って、
実は思ってて……」
「あー、もしかしたら、
自分の受け取り方が違う言い方になって伝えているかもしれない」
……だよね。
「そうよね。
だから私が悪人、
イコール毒親になってるんだよね」
「……かもしれない。ごめんね」
今さら謝られても……(汗)
結局、私は悪人。
旦那さんは善人。
娘の中では、
そんな構図になったまま。
これがきっと、
私のこのモヤモヤと動悸の原因なんだと思う。
もちろん、娘の感情の真相は
今となっては、確かめようもない。
今さら、
どうにもならない話なんだけどね。
ここからの立ち直り手段を
また模索しなければ!!!
