「人生とは?」
「生きるとは?」
娘の大学除籍をきっかけに、
自分のこれからの人生について考える時間が増えました。
私は過去に、二度の流産を経験しています。
三度目の正直で、やっと授かることができた、
本当に大切な娘でした。
つわりが酷くて入院したり、
切迫流産の危険で緊急入院したり……。
「とにかく無事に生まれてきてほしい」
そればかりを願っていた日々が、
今では懐かしく思い出されます。
こんなにも待ち望んだ、我が子。
たった一人の、大切な娘。
だからこそ、本当に大切に育ててきました。
実は、私自身も一人っ子です。
世間から「一人っ子はわがまま」「自己中」だと
思われがちなのを知っているからこそ、
娘はそうならないよう、
甘やかさずに育ててきたつもりでした。
私なりに、必死に、
子育てをしっかりやってきたつもりだったのですが……。
ダメでしたね。
結果として娘は、
わがまま放題で、
平気で人に暴言を吐く子になってしまっていました。
以前は、
「どこで間違えたんだろう?」
「私のせいだ。私の育て方が悪かったんだ」
と、自分を責め続ける毎日でした。
でも、途中から気持ちが変わったのです。
「これは、私のせいだけで終わる問題じゃない」と。
娘自身の
「人間性の問題」でもあると思えるようになってから、
私の気持ちはふっと楽になりました。
いま、娘に関わる問題が(解決とは言えなくても)
一つずつ、目の前を通り過ぎていっています。
それと同時に、
残りの自分の人生や生き方を、
真剣に考える時間が増えました。
「この家に、この先も夫婦2人で住み続けるのか?」
「ある程度の年齢になったら処分して、
施設(ホーム)に入るのか?」
私たちのことを介護してくれる子どもは、
もういません。
自分たちの老後は、
自分たちで切り開いていくしかないのです。
いま、
旦那さんの実家の片付けを手伝っているのですが、
どうしても自分たちの未来と
照らし合わせてしまいます。
義実家の荷物を見て、一番に感じたのは……
「とにかく、物が多すぎる!(笑)」ということです。
使っていないものを、大事に大事に残しすぎている。
物を大切にするのは良いことですが、
ここまで多いと、
あとに残された人の負担が大きすぎます。
身に沁みて分かりました。
だから、私は今から、
少しずつでも必要のない荷物は
処分していこうと決めました。
体が動くうちに、ある程度は荷物を減らして、
本当に必要なものだけを選別しておこう。
残された人に
迷惑をかけない生き方をしよう、と。
皮肉なものですが……。
そんな風に、
自分の老後を
真剣に片付けるキッカケをくれた娘には、
ある意味で「感謝」なのかもしれません。