大学生活をスタートするためには、
まず学費が必要になります。
入学金はもちろん、
入学式用のスーツやバッグ、パンプスなど、
準備するものもたくさんあります。
毎日のように、
お札に羽が生えたかのようにお金が飛んでいきました。
そんな中で、娘との生活費についても話し合いをしました。
家賃は親が支払う。
普段の生活費は、バイト代でやりくりする。
ただ、それだけで生活できるとは思っていなかったので、
大学で必要なものは親が支払い、食料品や日用品は毎月送る。
いわゆる「仕送り」という形でサポートすることにしました。
これなら何とかやっていけるのではないか、
と親子で納得していました。
ですが、娘はもともとお金の使い方が少し荒いところがあります。
以前、郵便局留めで大量のグッズを購入していたこともありました。
そのため、私も少し気をつけてはいました。
「毎月のお金の流れをLINEで教えてね」
そう伝えていたのですが、
娘から送られてくることは一度もありませんでした。
しびれを切らして
「どうなってるの?」とLINEを送ると、
「ちゃんとやってます」
返事は、いつもそれだけでした。
私は、「ちゃんとしてます」や
「ちゃんとします」という曖昧な言葉が
あまり好きではありません。
……少し余談ですね。
本題に戻ると、
本当はもっとしっかりお金のことを聞きたかったのです。
でも、娘は教えてくれない。
これ以上聞けば、きっと揉めてしまう。
そう思い、
私はそれ以上踏み込んで聞くことをやめてしまいました。
つまり、私が先に耳を塞いでしまったのだと思います。
これも、私の反省点です。
その結果、娘は使えるだけお金を使うようになり、
そのお金はアイドルの推し活へ。
そして、やがてメン地下へと流れていくことになります。
お金については、私なりに小さい頃から説明してきたつもりでした。
ですが、それがきちんと伝わっていなかったのだとしたら、
それもまた私のミスだったのだと思います。
ただ、この「お金の問題」は、
これからの娘の人生を大きく左右する出来事になっていきます。
この話については、次の章で、
もう少しじっくりと紐解いていこうと思います。
お金って、本当に大切ですよね。