こうして振り返ってみると、
娘がアイドルの推し活に
どんどんのめり込んでいくきっかけを作ったのは、
やはり親…
すなわち私だったのではないか、
と思うことがあります。
学校にまったく居場所がなかったわけではありません。
ただ、当時はコロナ禍でもあり、
思い描いていたような高校生活ではなかったのだと思います。
その寂しさを埋めてくれたのが、
キラキラしたアイドルたちの存在でした。
歌やダンス、ドラマや映画。
娘にとっては、楽しい時間だったのだと思います。
「推しは推せる時に推せ」
そんな言葉があるように、
今はどのジャンルでも、どの年代でも、
夢中になれるものがある時代です。
だからこそ、
私は推し活そのものを悪いものだと思ったことはありません。
推しがいることで活力が湧いたり、
勇気をもらえたりすることもあります。
気持ちの面でプラスになることが多いことは、
私自身も理解しています。
ただ、問題はその「方法」だったのだと思います。
高校生のうちは、身の丈に合った応援の仕方をする。
それが本来の推し活ではないかと、私は思っていました。
けれど、この考え方自体が、
今の時代には合わないのかもしれません。
そして、ここでも私の反省点があります。
推し活について、
私はつい頭ごなしに文句を言ってしまっていました。
「そんなにグッズを買ってどうするの?」
「そんなにたくさんいらないよね?」
そんなふうに、否定から入ってしまっていたのです。
これでは、娘が良い気持ちになるはずがありません。
もし、もう少し言葉を選んで、やわらかく会話をしていたら…
大学生になってから、
ここまで羽目を外した推し活や、
メン地下にまでのめり込むことはなかったのではないか。
そんな後悔を、今でも感じています。
過去に戻ることができないのが、やはり一番つらいですね。