書けましたーーー!!



これで、ほんとに最終回です!




前の①の最後の場面を隆太くん視点です。




ではでは↓





*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆





元「んじゃ、行くわ」



○○「帰ってくるよねぇ~~~~・・・」





誠司の時もそうだったので、なんとなく予想はしていたことだったのだが、○○は大号泣だった。


顔をくしゃくしゃにして泣いている。


ここまで来ると、周りの視線が気になってくる。



涙腺が緩いのは小さい頃からだった。


よく一生に泣かされて、泣きついてきたのを覚えている。





元「帰ってくるって!ほんま信用ないなー」



○○「だってぇ~~~・・・」





このままでは埒が明かないと思ったので、俺は、○○の背中をぽんと叩いた。




隆「ほら、いってらっしゃい、って言え!」



○○「いって、ら、っしゃい~~~・・・」



元「そんなんやったら、気持ちよく行けへんやろ。


前向きなパリ行きやのに」



○○「わかってるよぉー・・・」





元気も大変だ。


こんなに泣かれると、置いて行きづらくなるだろう。



元気がちらりと、こちらに視線を送ってきた。



○○をよろしく



俺にはそう読めた。


都合のいい解釈かもしれない。


だが、俺はうなずいて返事をした。





元「じゃ、行くで」



誠「がんばれよ」


一「いつでも、帰ってきていいからなーっ!」


隆「ほんま。辛くなったら、いつでも俺らがおるから」





俺たちはいつもお互い助け合って生きてきたのだ。



俺には、今回の元気の旅立ちの理由が少し分かっていた。


○○は分かっていないだろうが、たぶん、一生と誠司は分かっている。


△△さんもだ。



夢のため。



それはもちろんのことだろうが、きっと、○○への思いを断ち切るためなのだろう。


それと、俺の不安をなくすためだろう。


勝手な解釈かもしれないが、きっと、元気は自分の影響力を知っていた。


自分がいることで、○○に、私には頼れる相手が2人いる、と思わせてしまう恐れがあることを知っていたのだろう。


俺じゃダメだと思いながらも、○○の気持ちが揺らぐ恐れがあるのも。



だから、元気は旅立つことにした。


頼れるのは俺1人にしてくれたのだ。


どうしようもないときに泣きつけるのを俺だけにしてくれたのだ。



それは元気なりの餞だろうか。





元気は誠司から順番に握手をした。



元気は一生に続き、俺にも手を差し出した。


俺はその手を握った。



っと、元気はその手を引いた。


いきなりの不意打ちに、俺は大きくバランスを崩して、元気に引かれるがままになった。



そのまま、元気に抱きとめられる。


俺が呆気にとられていると、元気が俺の耳元に顔を近づけた。




元「絶対、幸せにしろよ。この前みたいに泣かすんやったら、俺は本気でお前を殺しに帰ってくる」




言い終わるなり、元気はさっと体を離した。


一瞬すぎて、すぐに言葉の意味を理解できなかったが、やっと理解が追いついた。



俺は、決意の意味を全て込めて、元気にうなずき返した。



元気は最後に○○の前に立った。


○○は鼻をぐずんぐずん言わせながら、大きく上を見上げている。





元「もういい加減、泣きやめ」



元気の手が動いた。


○○の頭でも撫でるのだろうと思った。



が、その予想は外れ、元気は俺の手首を掴んで、俺の手を○○の頭に置いた。




俺は、はっとして元気を見た。


しかし、元気の視線は○○を向いたままだ。



元気は俺の手を借りたのだ。


元気は○○を慰めるために、頭を撫でたくなったのだろう。


でも、触れてはいけないと自制した。





○○はお前のものだ、と元気は遠まわしに言ってくれたのだ。


○○に触れて慰められるのは、お前だけだ、と。




○○「なんで・・・?」





ここで気づかないのが、○○らしさだ。

最も、ここで気づくのなら、元気の旅立ちの本当の理由だって分かるので、大号泣もしない。



元気のこの想いが○○に届かないのが、とてももどかしく思った。



お前のことを好きな俺以外のもう一人の男は、俺なんかよりめちゃめちゃかっこええで!





元気は俺の手首を離した。


○○の頭には俺の手がそのまま残った。


俺は、元気の分の想いも込めて、今までのなかで一番優しく、○○が落ち着くように、頭を撫でてやった。




元「教えん」



○○「いじわるー」





元気は、届かなくたっていいと思っているのだろう。


むしろ、恥ずかしくて届いてほしくないのかもしれない。




元気は優しく微笑んだ。



それでええねん。


そう言って、微笑んでいるかのようだった。




元「じゃ、ほんまに行くな」



元気は、荷物を持ちやすいように整えた。



誠「おう」


一「がんばれよー!」


隆「叶えろよ、夢!」




わざと、夢のことを引き合いに出した。


きっと、何も気づかれないことを、元気は望んでいるだろうから。





○○「がんばってねーっ!」




○○は鼻を少し、ぐずぐず言わせながらも、さっきよりは明るく言った。



元気の慰めの気持ち、たくさん届いたみたいやで。



元気は満足そうに笑った。



元「ありがとう」




元気はとてもあっさりと、くるりと背中を向けて歩いていった。


歩調はとても落ち着いていて、いつものように大股だった。





荷物の検査の間、元気は一度もこっちを見なかった。


淡々と、悲しそうな様子もなく、検査を受けていた。



荷物の検査が終わり、これで本当に最後だった。


そのまま、こちらを振り返ることもなく、行ってしまおうとする。




このままじゃダメだと思った。



このままじゃ、元気ばっかりが、かっこよすぎる。





隆「元気!」



元気は去りかけていた足を止め、こちらを振り返った。





隆「ありがとう!!」





今、俺が元気に伝えられる言葉はそれだけだった。



言うつもりはなかった。


いつか伝えたいとは思っていたが、この場面、少なくとも、○○のいる場面では伝えないほうがいいと思っていた。


○○に何も気づかれないことを望んでいるから。


俺が、言うことで、○○が何かを感づく恐れだってあるのだ。





元気が下を向いて、少し笑うのが分かった。



言うなよ。



俺には、そう言っているように見えた。





元気がぱっと顔を上げた。


その顔は、最高の笑顔で、さっきの笑顔とは違っていた。




元「幸せになれよ!」





さっきまでは、決して○○への未練ではないが、まだ、少し僕たちへの思い切れなさのようなものがあったのだ。



あんなかっこいいことを連発しながらも、完全に振り切れずにいた。


振り切るために、かっこいいことを連発していたのだ。


俺は振り切ったのだ、と周りに知らしめるために。



だが、今は違う。




元気は数回大きく手を振った。


最高の笑顔つきで。



その表情は、何もかも振り切った明るい表情だった。







元気はまた、落ち着いた歩調で大股で、歩き去っていった。


振り返ることはなかった。




幸せになれよ!



その言葉は○○にどのように響いただろうか。


この様子だと、元気の真意には気づいていない。


幸せになれ



みんなに向けて言ったから、そうなったのだろうが、俺には、さっきの元気の耳元でのささやきも重なって、幸せにしろよ、としか聴こえなかった。


幸せにしなかったら、殺す、と。




応えてやろうじゃないか、と思った。


○○を幸せにすることが、間違いなく元気からの餞に一番に応えることだろう。



だから、待っていてほしい。


元気のもとに、俺たちの幸せの招待状を出せるその日まで。




ふと、○○の泣き声がしていないことに気づいて、俺は○○に目をやった。


誠司の時は、行ってからも大変だったのだ。



○○の呼吸は、驚くほど安定していた。


だが、下を向いていて、○○の顔は窺えない。



だから俺は、華奢で隙だらけの彼女に声をかける。




隆「○○」



○○「なぁに?」




すると、彼女は目を真っ赤に染めながらも、とびきりの笑顔で返事をくれた。






fin





*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆






無事完結しましたー!!!!!!


パチパチパチパチっ!!



書くのに軽く2時間以上かかりましたなー



最初、前のやつをコピペで始めたのになー


逆に、消したりなんなりで、余計に時間がかかったかもしれない・・・




でもでも、無事完結してよかったです!!


嬉しすぎますヾ(@°▽°@)ノ



前、普通の小説書いた時と同じ感覚!!


こころすっきりーーーー



終わり方もハッピーエンドだし、気分ソーカイ!!!!!




かっこよすぎるなー二人とも


うんうん



てか、もはや、小説ですよね。


最初に夢小説とか書いたの恥ずかしすぎるわ笑



きゅん要素皆無すぎるwwwww


読み返しても、皆無すぎて笑えるwwwww



4.5話らへんは結構あるけど、それ以外はほんとないな笑



読んでいただいて、まことまことにありがとうございました!!!!!



ちょっと予告すると、スピンオフ書きます!


前にも言ったことありましたよね!!



今決めてるのは、


①パリでの元気


②□□のその後


③幸せいっぱいの隆太と○○


です!



順番は前後することがあります。


で、②はおそらくflumpoolでない回です笑




そして!!


次回作についても、いろいろ考えています!


今、案としてあるのが、


今回は普通にバンドになってて、フェスで共演したガールズバンドといろいろ繰り広げる感じを考えています!


でも、全く結末とか考えていないので、いい案があるぜ!という場合は、ぜひコメよろしくお願いします♪



ではでは、次回更新でお会いできることを楽しみにしています♪