辻村深月/『かがみの孤城』

 

ダイバーシティという言葉がどこからも聞こえてくるようになった現在に

こういった表現は相応しくないのかもしれないが

タイトルと表紙からは男性的な世界をイメージしていた。

読み始めるとそれが間違いだったことに気づく。

 

合間合間に読みながらも読み終えるまでに

小説の世界に浸かっていた

僕にとっては言葉の選び方や表現方法がとても女性的だと感じながら

 

「世界が違う・・・」

自分と彼らの世界が

世界が違うから理解されることはない

言葉が違うのは子供だから、大人だからは関係ない

 

「あの頃」が遠くて思い出すことも少なくなっているが

深度は違えど

いじめでもないが

同じように世界が違うように感じたことはある

「闘わなくていい」と言ってくれるような人は周りにはいなかった

 

違う世界へと繋げていてくれたのは僕にとっては音楽で

自分の世界を維持し支えてくれていたと今では思える

 

あの頃を振り返ることもでき

また、理解しようともがく両親のありがたさに気づく

 

何故かわからないが絶対的な理解をしてくれる

暖かい言葉をかけてくれる

そういうのは言葉では表せない説得力は

経験からくるものだと気づかせてくれた

 

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