吉田修一/ウォーターゲーム

 
久々に吉田修一さんの小説を読んだ
「パレード」や初期の作品のイメージが
強かっただけに
映画化された「悪人」や「怒り」を
観たときは驚いたものだ
 
今回感想を書くにあたり
本の画像を検索して知ったのだが
ウォーターゲームはシリーズもので
しかも第三弾だった
シリーズ最初の作品から読んでいれば
感想も違ったものになってたのかもしれない
レビューのように星をつけるとすると
二つと半分てとこか
 
主人公は産業スパイの鷹野
その鷹野の存在が際立って目立った感じを
受けないままに終わる
終盤の飛行機墜落シーンでさえもそうだった
 
水利権を巡る奪い合い
国内外企業と政治家の癒着
現実でも起きているだろうと思ってしまう
現実的なフィクションな話。
 
 
冒頭に出てきた真司という
孤児出身青年の存在感に魅了され
物語に味付けされていくものだと
勝手な期待が膨らみ過ぎたのだ

星が少ないのはそれが理由である
 
もともとは分量を倍以上で
考えていたのかと思うくらいの内容で
もっと長く読んでいたかった本である