2026年3月31日 at 15:54 JST  Bloomberg

  • NASAは4月1日にもロケットSLSと有人宇宙船オリオンを打ち上げ
  • 遅延やコスト増など諸問題に対応必要も「アポロ」も安くなかった

米国の宇宙飛行士が最後に月面に降り立ったのは「アポロ計画」が実施されていた1972年だ。それから半世紀以上を経て、米航空宇宙局(NASA)が再び人類を月に送り込むための大きな一歩を踏み出そうとしている。

  

NASAは4月1日にもフロリダ州ケネディ宇宙センターから「アルテミス2」と呼ばれるミッションに参加する飛行士を乗せた宇宙船を打ち上げる。

  

ボーイングが開発したロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」と、ロッキード・マーチン製の宇宙船オリオンが試される。4人の宇宙飛行士がオリオンに搭乗し、月を周回して帰還する計画だ。

 

NASAの元商業宇宙部門責任者フィル・マカリスター氏は「この機体に初めて人間を乗せることになる。大きな節目だ」と述べる。NASAは当初、2月にも打ち上げを目指していたが、技術的な問題により日程がずれ込んだ。

 

成功すれば2年後にも、ニール・アームストロング宇宙飛行士が1969年に「人類にとって大きな飛躍」である1歩を踏み出した月に再び、人類を送り込める道が開ける。ただし、その実現には多くの条件が整う必要があり、多額の資金も投じられる。

 

月周回「アルテミス」打ち上げ迫る-アポロ計画以来の月面着陸に前進 - Bloomberg