レシピ本で覚えたものと、『決定的な違い』があります。 | 大切な二人の記念日。プラダのバッグよりも喜ばれる女性の心理を鷲掴むおもてなしレシピとは!?

大切な二人の記念日。プラダのバッグよりも喜ばれる女性の心理を鷲掴むおもてなしレシピとは!?

男が思っているおもてなしが、
女性に取っては迷惑なこともある!?

とっておきのおもてなし料理を、
包丁を握ったこともない
「超」が付くほどの初心者でもデキるように、お話します。

『レシピ』だけが料理じゃない!

こんにちは、斉藤です。


今回は、ちょこっと料理とは離れてしまうかもしれません。

だけど大事な話なので、
是非とも最後まで読んで欲しいです。


前々から言ってはいた事なのですが、

改めて深く自分の中で重要だと感じたので、
ここでお話しようと思います。


実は、つい先日
ある男性からこんなお話を伺いました。


『私の料理は、まずいでしょうか。』


彼は、飲食店勤務の板前さんで、
もう5年と3ヶ月も同じ居酒屋で
毎日毎日腕を振るっている方でした。


もちろん、まずいだなんてとんでもない、
見た目も美しく、味もしっかりとしていて、
とても美味しかったのです。

しかし、彼は悩んでいました。

「違うんです。以前の様なものを、
いまは作れなくなってしまった。
だけど、その理由がよくわからないんです。

味付けは変えていないし、
調理法もそこまで大きな変化は無いはず。
むしろ以前より腕は良くなっているはずなんです。

だけど、お客さんに言われたんです。

「ん?あれ、大将、味付け替えた?」ってね。


先ほども言ったように、
私はこれといったことは何もしていません。


しかし、「何か」が変わってしまったようなのです。
それが私にはわからないんです。」


なるほど、とは言ったものの、
私も困りました。


(その道のプロ、しかもずっと自分がこだわって
変えてこなかったものを本人が分からないのに、
私がわかるものでしょうか?)

それがその時の私の正直な本音でした。


とりあえず、わたしは思い当たる節を
手当たり次第に聞きました。

切り方は?火加減は?油の温度は?
道具は?素材は?環境は?

…どれも違う。


正直お手上げでした。


そこで、一旦気分転換に、
話題を変えてみることにしたのです。


『最近、彼女さんとはいかがなんですか?』


そう聞くと、う~ん、
と悩んでいた彼の顔は、より一層暗くなりました。


そして彼の口から、こんな話が出てきたのです。


「実はついこの前から、彼女と喧嘩をしてまして…。」


この時、そうか!と、
私はひらめきました。

聞いてみると、
ちょうどお客さんに指摘された辺りと、
タイミングが重なったのです。


そう、これが全ての原因だったのです。


いままで、彼女のために頑張ってきた彼なのですが、
なんといま、別れ話を持ちかけられているとのこと。


原因は、仕事ばかりでなかなか都合が会わず、
このままやっていけるか心配になった、

からだそうで。


そりゃあ凹みもしますよね。



その気持のまま厨房に向かい調理をしたことで
本人も気づかないうちに、

いままでとは微妙にいろいろなものが
ずれて来ていたのでしょう。

分量、配合、切り方、タイミングなど、
それは本当に常連さんにしかわからない程の、
『こだわり。』

だけど、わかる人にはわかる。


料理には、「個性」が必ず入ってきます。

それはレシピそのもの以外にも、
道具や、気遣いや、仕上がりに大きく影響してくるのです。


「忙しいのを言い訳に、逃げていたのかもしれません。」


そう言って彼は、なるほどな、と帰って行きました。
後日彼は、初めてあった時とは別人の様な満面の笑みで、
厨房に立っていました。


「あのあと、なんとか仲直りできました。

以前のように美味しいと言ってもらえる料理を
振る舞える様になり、とても満足しています。

ありがとうございました!」

そういって彼は、
私に料理を振る舞ってくれました。


…というのが、今回の話なのですが、


そう、『その道のプロ』でさえ、
「心境の変化」がそれだけ、料理にも影響がでる、
ということです。


相手に食べて欲しい料理は、
『心を込める』ということが以下に大事なのか、
というところが今回、改めて気づけました。


なので是非、あなたも大切な人に作ってあげる際は、

たとえ簡単なものでも、
『心を込める』
ということだけは
忘れないでほしいな、と思います。



それだけで料理が美味しくなるのなら、
やったほうが良くないですか?





では今回はこのへんで。
またお会いしましょう!