すでに多くの方々が、ブログやXで会場レポが綴られている福井県立恐竜博物館の「バッドランドの恐竜たち」展ですが、個人的な備忘録として綴りたいと思います。^^

連休前の9月12日に行ってきましたが、福井も夏日でめちゃ暑い状態でした。

開館30分前に着いたのですが、駐車場はまばらで周囲の施設の写真を撮って戻ると、暑さもあって館内で開館の方々が、50名ほど待っていました。^^;

こりゃ多少は混むかなと思いましたが、見学コンテンツが多い福井なので、特別展会場へ向かう方も10名ほどと少なかったです。

会場に入ると三畳紀からジュラ紀前期のパンゲア大陸時代のニューメキシコ州での展示から始まります。

 

特別展名のバッドランドは特定の地域を指すものではなく、化石が産出する荒野(ネイティブアメリカンの不毛な土地を示す言葉)を英訳したもので、北米大陸各地の荒野から産出した恐竜たち1億年を巡る展示とのことでした。^^

 

続いてのコーナーは、パンゲア大陸が分裂し始めたジュラ紀後期の時代・・・

東海大学のディプロドクスや福井博所蔵のカマラサウルスの幼体の全身骨格が迎えてくれます。

 

ディプロドクスの肩甲烏口骨(実骨)やスーパーサウルスの

肩甲烏口骨などが目を引きました。

カマラサウルス.レントゥスの頭骨(実骨)分解標本はありがたかったですね。^^

歯冠をコレクションしている身としては、レプリカでは細かい再現度が分からず、常設展の実骨は保存状態の面で少し残念なので

上顎骨歯、前上顎骨歯、歯骨歯の違いをじっくり観察できました。

おかげて以前手に入れた歯冠が前上顎骨歯であることが判りました。^^

 

竜脚類ではブラキオサウルスの幼体化石の産状標本も展示されています。

常設展の組み上げられた標本と比較するのも、面白いと思います。

 

剣竜類ではステゴサウルスの全身骨格と大腿骨(実骨)、

貴重な幼体の実骨標本が展示されています。^^

 

一方獣脚類ではケラトサウルス.ナシコルニスの部分頭骨(実骨)が・・・

鼻角は結構、厚みがありますね。

以前横浜で大型個体の全身骨格が来ていて、その時の鼻角がこれだったのですか、ちょっと胡散臭さがあったのを覚えています。

上顎骨歯も、その特徴をじっくり確認できました。^^

 

続いてはアロサウルス

今回の特別展ではアロサウルス.ジムマドセニのホロタイプ実骨標本も来日してしているので、楽しみにしていました。^^

アロサウルス.フラギリスの頭骨標本と、その違いをよく確認。^^

サウロファガナクスの末節骨(指先の骨)も重厚感がありました。

 

このコーナー最後はトルボサウルス.タナーリの全身骨格と

ホロタイプの部分頭骨(実骨)。^^

こちらも貴重な標本です。

 

今日はここまで、後編へ続きます。^^