2月7日、上野の国立科学博物館で開催されている企画展、
「科博 収蔵品展2023」を見学して来ました。
今回の企画展は、2022年度に集まった賛助会費を使用して収集した標本や、寄贈標本の受入費用、貴重挿絵や図譜の修復に充てられたものの一部が展示されています。
私も少額ですが3年前から賛助会費を納めていて、毎年その報告書が届くのですが、実際に使われた標本を目する機会は少なく、開催前から楽しみな企画展でした。^^
では展示標本を見ていきましよう。
哺乳類の剥製やウミガメ類の剥製コレクション、
昆虫類の標本コレクションなどが展示されています。
植物やキノコ類の収集標本も素晴らしいものが多かったです。^^
考古学の標本は見学に訪れた小学生の生徒たちに、人気でしたね。^^;
鉱石系の標本では、岐阜市長良で見つかった鉄隕石「長良隕鉄1号標本」科博に寄贈されたんですね。
2023年に発表された「北海道石」も展示されていました。
後の写真がブラックライトを当てた状態の写真ですが、写りが悪かったので、昨年8月に限定展示されていた時の写真もアップします。^^;
続いて化石の展示です。
故 大倉正敏氏が寄贈された収蔵コレクション1700点の一部が展示されていました。
長野県は小谷村の首長竜類の歯や岐阜県は荘川町の絶滅爬虫類コリストデラ類の腸骨、
小谷村から産出した単弓類トリティロドン類の切歯、北九州市の海鳥プロトプテルム類の趾骨、
様々な植物化石の標本も見ることが出来ます。
それと日本館3階に展示されている岐阜県のイグアノドン類の歯も、大倉正敏氏の寄贈標本だそうです。^^
また貴重な図譜の修復にも費用が充てられていて、文化財の維持保存にもお金が掛かることを改めて理解しました。
科博のクラウドファンディングでは、目標を遥かに上回る9億1602万5千円と言う、みんなの善意が集まりましたが、後回しにしていた保全作業や事業を進めて行けば、これだけ集まっても数年で枯渇してしまうのが現実らしいですし、
私も定年まで後3年ですが、それまでは賛助会員を続けて行きたいと思っています。
この企画展は2月25日まで開催されています。
入館料のみで見学できますので、上野へお越し際は是非、科博へ寄って頂ければと思います。
ではまた。^^