まずは元日に発生した能登半島地震に際し、お亡くなりになられた方のご冥福と被災されました方々へ、一日も早く日常が取り戻せますよう、お祈り申し上げます。
では本題にはいります。
1月5日、2年ぶりに箱根にあります神奈川県立生命の星・地球博物館へ、博物館詣でをして来ました。^^
この日が今年最初の開館日で、9時の開館時には20名程度の来館者でしたが、時間が経つほどに来館者増え、箱根という立地を考えるとちょっとびっくりしました。
まずはアンモナイトと恐竜の足跡化石の展示から・・・
どちらの標本も、タッチOKになってましたが、表示が小さいのか、スルーする方が多くちょっともったいなかったです。
巨大な三畳紀・アリゾナ産の珪化木も迫力のある展示です。
生命の陸上への進出展示では、肉鰭類のユーステノプテロンは頭部が立体的に保存された標本で、珍しいです。
つづいてペルム紀の無弓類、パレイアサウルスの実物標本
獣弓類の展示は比較的ありますが、無弓類の展示は少ないので、じっくり見て頂きたい標本の一つです。^^
生物の多様性ということで、現生動植物の展示も豊富です。
哺乳類や鳥類の剥製や骨格標本では追加展示も確認できました。^^
ではメインホールの模様を・・・
3階までぶち抜きの高さのあるホールで、3階デッキからの眺めも、おすすめのスポットです。^^
メインホールの展示物で、是非チェックして頂きたい標本は
プテラノドンの実骨マウント標本です。
立体的にマウントされているので、正面だけでなく、横からも観察して欲しい標本ですね。^^
見学はメインホールからエスカレーターで、一気に3階へ向かいます。
神奈川県のコーナーになるのですが、展示されているデスモスチルス類は実は未発見なんですね。
ただ同時代の神奈川県は浅い海に覆われていたので、将来見つかる可能性も含めての展示だそうです。
また、お尻側からも観察できる数少ない博物館です。^^
アケボノゾウやナウマンゾウ、ヤベオオツノシカは三浦半島や横須賀などから化石が見つかっています。
ヤベオオツノシカは山口県産のレプリカですが、大型個体のようで、ヘラジカ並みの体躯で立派です。^^
相模湾や丹沢などに生息、自生する動植物もしっかり展示されています。
あと3階にはジャンボブックというコーナーで、収集家から寄贈標本やメインホールに展示できなかった標本が展示されています。
私のお気に入りはアンモナイト展示で、巻き方の法則や生息域の違いなども詳しく展示されているので、こどもたちの自由研究にはもってこいのコーナーです。^^
メッセル産の美しい標本も展示されています。
2階には図書室があり、1980年代からの様々な自然科学系の書籍、各博物館や特別展の図録などが閲覧できます。
この日は小学校の先生と思われる方々が社会見学の説明を受けられていたこともあり、早々に引き上げましたが、時間があれば是非寄って頂きたいコーナーです。^^
また、図書室横のミニ展示コーナーでは、”辰”年にちなんだ展示もされてました。
タツノオトシゴは言わずもがなですが、龍にちなんだ動植物って結構あるものなんですね。
鉱石でも龍にちなんだものがあるのは驚きでした。
和名を辰砂(しんしゃ)という鉱物で硫化水銀からなる鉱物、学名はcinnabar。
龍の血を意味する言葉が由来だそうです。
欧州では”賢者の石”とも呼ばれるとか・・・web検索で結晶を見てみましたが、確かにという形状でした。^^;
新年最初の博物館詣では以上になります。
ではまた。^^