それでは特別講座の後編です。

休憩を挟んで日本での恐竜発掘についてお話されました。

まずはサハリンで発見されたニッポノサウルスから・・・

つづいて岩手のモシリュウと兵庫のタンバティタニス、

関東からは群馬県で見つかった恐竜化石について・・・

スピノサウルス類については他国で見つかった化石から、放散のルートが見えて来たようですね。^^

これは私個人の考えですが、カルカロドントサウルス類も同様なルートで放散したのかも知れません。^^;

 

つづいて福島での発掘と恐竜化石について・・・

双葉層群の足沢層からは恐竜化石が幾つか出ており、ハドロサウルス類は広野竜、獣脚類は双葉竜の和名がついています。^^

そして首長竜のフタバサウルス(双葉鈴木竜):双葉層群玉山層も忘れては行けませんね。

福島ではフタバサウルス以外にも首長竜化石が幾つも見つかっています。^^

 

続いてはクジラ類の調査で海外と日本国内の発掘調査について、

他に海棲哺乳類のデスモスチルスについても話がありましたが、

割愛致します。^^;

 

最後はゾウ化石についてでした。^^

最古のゾウであるフォスファテリウムはミネラルショーに出店している仏ブースの”先生”が見つけたのだそうです。

種名に”先生”の名前が顕名されています。

・・・知らなかった。 ^^;

ステゴロフォドンは国府田博士の研究対象で、ミニチュアレプリカを手に熱弁されていました。^^

ステゴロフォドンは生息年代が日本列島が大陸と地続きだった時代から島嶼時代への移行期で、初期のものは大型個体で、徐々に生息環境に合わせて小型化したことが分かっているそうです。

 

以上で特別講義の模様は終わりますが、講義室内には実物化石やレプリカの標本が置かれており、手に取って観察することが可能でした。^^

恐竜の標本もあります。

ディプロドクスの上顎骨は骨が外れて置換歯の状態が見れましたし、貴重な双葉竜の脛骨のレプリカが・・・ (・∀・)

実物は個人所蔵なので、滅多に見られないので嬉しい限りです。

時間の許す限り、じっくり観察させて頂きました。^^

 

この特別講義は有料なのですが、10数名ほどの子どもたちも参加していました。

2時間の長丁場でしたが、講義の内容も楽しめて、標本にも安心して触れることが出来、満足だったのではないかと感じました。

また資料と共に配布された化石は、骨片ではありますがユタ州モリソン累層産の恐竜化石ですから、宝物になることでしょう。^^

こう言った企画はつづけて頂きたいですね。

 

ではまた。^^