8月も後一週間という25日、遅ればせながら福井県立恐竜博物館で開催されている特別展、獣脚類・鳥に進化した肉食恐竜たちを見に行って来ました。^^

すでに先発されたブロ友さんらのレポもありますが、新着標本を中心に、私なりの切り口でお伝えしたいと思います。

 

ということで、入口付近のヘレラサウルスとコエロフィシスはすっとばして、いきなりケラトサウルス類のアベリサウルス(頭骨)とカルノタウルス(全身骨格)から・・・

ケラトサウルス類は獣脚類としては原始的な特徴を持つ種族ですが、白亜紀の最末期まで子孫が生き残った種族です。

頭骨は高さがあり、前後が潰れた形ですが、子孫なるほど横幅が広がって、丸っこい顔つきに進化しています。^^

また前脚が短くなり特異な形状をしているのですが、肩甲骨は大きいため、筋力はあったと考えられており、どのように前脚を使ったのか謎となっています。^^;

またカルノタウルスの尾椎では、横に張り出たが後足の筋肉を支えるために発達しており、かなり早く走れた可能があると言われています。

一方歯は薄いナイフのような形状で、どうやって狩りを行っていたんでしょうね。^^;

 

続いての展示はメガロサウルス類のピアトニツキーサウルス(全身骨格)とバリオニクス(全身骨格)。

元々メガロサウルス類は、良く判らない獣脚類の化石を一時的に放り込んでおく”箱”のような存在であったために、その特徴が混沌としていましたが、トルボサウルスや本展示のピアトニツキーサウルスの発見で、その特徴が判って来た種族です。

前脚は大型で、頭骨も長くなる傾向に子孫は進化して行きます。

そしてスピノサウルス類へ進化し、魚食恐竜と言うニッチを獲得して、白亜紀後期の初頭まで生き延びました。^^

 

と言ったところで、今日はここまで

ではまた。^^