前回に引き続いて、2階の模様をお伝えします。

やはりサンチュウリュウ(オルニトミムス類)が見つかって
いることから、ダチョウ恐竜の標本がそろっていますね。^^

まずはハルピミムス。
$ひろさんのいつまでたっても工事中-ハルピミムス
オルニトミムス類としては、初期のメンバーになります。
死後硬直で首の靭帯が縮んだ状態で発見されたことから、
標本もその状態で復元されています。

つづいてガルディミムス(ガルーダもどき)です。
$ひろさんのいつまでたっても工事中-ガルディミムス
ハルピミムスよりは後の年代で見つかっていますが、
原始的な特徴も多く、早く走るための移行段階に
あるようです。

こちらはグルジミムス(鶴もどき)と命名された標本です。
$ひろさんのいつまでたっても工事中-グルジミムス
鶴とは関係ないのですが、1996年に日本の調査隊が
発見した新種であることから、モンゴル語で鶴を表す
グルジを属名に付けてくれたそうです。^^

そしてオヴィラプトル類のコンコラプトル。
$ひろさんのいつまでたっても工事中-コンコラプトル
抱卵状態で復元されています。

このほかの標本としては、ガリミムス、サウロルニトイデス(ザナバザル)、
インゲニア、モノニクスの標本が展示されていますが、
東京タワーの恐竜展の標本と同じ標本でしたので、省略いたします。^^

展示室の中央に戻りまして、石頭恐竜のホマロケファレです。
$ひろさんのいつまでたっても工事中-ホマロケファレ1
$ひろさんのいつまでたっても工事中-ホマロケファレ2
この標本は、尾の部分に腱が残った状態で発見された
貴重な標本です。
同じような腱はハドロサウルス類でも見つかっていますね。^^

2階最後の展示はヨロイ竜のサイカニアです。
$ひろさんのいつまでたっても工事中-サイカニア1
$ひろさんのいつまでたっても工事中-サイカニア2
$ひろさんのいつまでたっても工事中-サイカニア3
15年前、旧中里村恐竜センターの特別展「恐竜の道」で
一目ぼれした標本です。^^

当時、ヨロイ竜の組み立て標本が世界的にも少なく、かつ
スパイクまで再現した数少ない標本でした。
今でこそエウロプロケファルスやエドモントニアなどの
骨格標本が常設展や特別展で見られますが、以前は
部分標本の展示が中心でしたから、当時の衝撃はかなりの
ものでしたよ。w


次回はこのシリーズ最終回、3階+エピローグです。