お店に入ると所狭しと椅子が並べられていて「どこに座ったらいいんだ…?」と固まっていたらお店のマスターが空いていた一番前の席に案内してくれた。
ライブが始まるまで店でかかってる誰だか知らないごきげんな音楽を聴きながら「楽しみだなー」「来てよかったなー」と注文したノンアルコールビールを飲んだ。
20時過ぎにライブが始まった。真っ赤なカウボーイシャツにハットを被っていた。
曲の詩やコードが広告の裏に書いてあるようで1曲1曲終わるごとに譜面台から広告を床に置いていた。
詩も曲もギターも素晴らしいと思うんだけど僕はThe Endの声と歌い癖が大好きだ。ぶっきらぼうなんだけどどこか甘い歌い方。
前に長野でライブを見たときにもう一度聞きたいと思っていた『俺の宇宙船(ふね)』、『ダンスがすんだら電話して』も聞けた。
『君の瞳に恋してる』のカバーの時に「指がつった」と演奏を中断した。こんなところも本当なのか冗談なのか分からない。
『スタジアムロック』も最高だったなー。
そして絶対に聞きたかった『ロックンロール』が最後の曲だった。
アンコールはウルフルケイスケさんが登場してふたりで『恋のホワンホワン』(三遊亭円丈によるニック・ロウ『Cruel To Be Kind』のカバー)と『引き潮』(これもどうしても聞きたかった曲!)をやって終演。
まさかウルフルケイスケさんのギターを聞けるとは思ってなかったのでこれもまた嬉しかった。
本当に素晴らしいライブだった。
今日も思い出して余韻に浸っている。
変える前に挨拶したら握手してくれた。
才能があってまた人柄も優しいところに憧れてしまう。
あんなかっこいい人になりたいな。

