長い一日だった | Mercy,Mercy

Mercy,Mercy

聴いた音楽、観た映画、読んだ本、などの日記です。

【心配と安心】
息子が昨日から下痢をしていた。
今朝になっても下痢をしていて、それに加えて右目の瞼を中心に赤くなっていて涙がずっと出ていた。
しかも元気もない。
普段は事なかれ主義で「まあ大丈夫だろう」と思う僕も今日ばかりは「これは病院に行かないとだめそうだ」と思ったので車で10分程の所にある総合病院に行ってきた。
外は台風一過ですごく天気がよかった。
まだ朝の9時だというのに病院にはたくさんの患者さんがいてある意味熱気があり驚いた。
息子は小児科と眼科を受診したところ「大したことない」とのことで目薬と整腸剤をもらって帰ってきた。
家に帰ってきて本当に安心した。
赤ん坊が体調が悪いと「何かとんでもない病気なのでは…?」と変に悪い想像をしてしまう。
お金もほとんどかからなかったのでありがたいと思った。
昼には息子も元気になった。
今日はどこにも行かず家で過ごした。

【僕と妻とゴキブリ】
息子も寝た夜。
我が家にゴキブリが出た…!
僕がヒーなんて言って縮み上がって「ゴキジェットどこだっけ」と戸棚なんかを明けたり閉めたりしている間に妻は片手にスリッパを持ってゴキブリを静かに狙っていた。
僕はゴキジェットを探しながら(結局見つからなかった)背後でバン!と妻がスリッパで壁を叩く音を聞いた。
やっつけてくれたか、と思って振り返ると刑事長のような顔をした妻が「逃げられた…」と。
「まあしょうがないよね」と僕はお得意の事なかれ主義を貫いていたんだけど刑事長は未解決事件のことが頭から離れない様子。
そのこととなると先ほどの自分は男のくせにちょっと情けなかったよな、ときまりが悪かった。
と、そんな時僕は前方の壁に先ほどのゴキブリを発見。
おー、デカい…!
僕は一応用意しておいたいらない雑誌を丸めて立ち上がると刑事長が「俺がやる」と片手で僕を制止してゴキブリに近づく。
しかしゴキブリは高いところにおり身長150㎝くらいの刑事長は手が出せず睨み合いとなる。
そんな時にゴキブリがゆっくりと息子のいる部屋の方に行こうと動き出す。
そうはさせまいと刑事長は息子のいる部屋に回り込んだところ驚いたゴキブリは僕の方に走ってきた。
怯えながらも僕は今度こそ男として父としていい所を見せたいという一心で握っていた雑誌でゴキブリをひっぱたいた。
しとめた!
床にひっくり返っているゴキブリを持っていた雑誌に乗せて外に放ってきた。
家に戻ると刑事長からいつもの姿に戻った妻が握手を求めてきた。
お互いの拳闘を讃えあういい握手だった。
僕等の絆が少し深まった。

ゴキブリはやっつけた奴を改めて見ると思っていたより少し小さい。
それは生きている時のゴキブリのオーラが彼を大きく見せていたか、もしくはゴキブリをやっつけたことで僕がひとまわり大きくなったからだろう。