ジェリービーンズの思い出 | Mercy,Mercy

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聴いた音楽、観た映画、読んだ本、などの日記です。

今日職場の事務所にジェリービーンズが置いてあったので物凄く久しぶりに食べたら意外とおいしかった。
人工的な甘みを感じながら昔のことを思い出した。

それは僕がまだ二十歳くらいの頃、バンドをやるために上京しようと企んでいてお金を貯める為に警備員のアルバイトをしてた時のことだ。
その日はとても夏の暑い日で僕はヘルメットの紐の部分とおでこを残して日焼けしていた。
いつものように工事現場で交通誘導をして誘導灯を振っていると近所に住んでいると思われるおばちゃんがニコニコしながらやってきて「あんた頑張ってるね~、これ食べて」と僕の空いてる方の手にジェリービーンズをたくさんのっけて去っていったのだ。
気持ちは嬉しいけど置く場所もないし一口で食べる量でもないしだいたい仕事中に炎天下の下で食べるようなものでもないのでおばさんも去って行ったのでその辺に捨ててしまおうかとも思ったけどあのおばさんは近所に住んでいると思われるのでしばらくしたらまた来る可能性もありそんな時に自分のあげたジェリービーンズがその辺にばら撒かれていたら気を悪くすると思って僕は踵で土に穴を掘ってジェリービーンズを埋めたのだった。
今頃ジェリービーンズの木が生えてるかもしれない。(なんつって。)

交通誘導のバイトは給料はよかったけど二度とやりたくない。
高速道路の集中工事になると2泊3日とかで仕事に行くんだけどそれがまたきつくて夜勤日勤夜勤日勤夜勤を連続でやらされて仮眠は車内で1時間とか。ボロボロになって家に帰った覚えがある。
「屋根」と「トイレ」のあることのありがたみをこれでもかと思い知らされた。





この映像かっこよすぎる…。
これぞ日本のガレージ・パンク!!