冬の詩人冬の寒い日、僕の前に詩人が表れた。詩人はにこにことしていて僕に封筒に入った本とブラジルの音楽のCDをくれた。僕は詩人とジュースを飲みながら話をした。僕も詩人も酒に弱かったから。僕と詩人は駅まで一緒に歩いた。僕も詩人も方向音痴だったから。最後に僕と詩人は握手して別れた。苦手だった冬を少し好きになってしまった。詩人がくれたブラジルの音楽のCDを聴いてみると8ビートだったから意外だった。まるでモッズみたいだ。