寒いけど晴天。年末だろうが年の瀬だろうが12月30日だろうが、ギターを背負って駅までの徒歩12分の道を歩いていると僕はいつだって新しい始まりを迎えている気がするのだ。坂の上にお日様。ブランニューディ。これから電車に乗ってバンド練習に行くのさ。電車にも間に合ったし調子の悪かった僕のディストーション「HOT CAKE」も先日修理に出したので絶好調のはず。とにかく夜勤明けで眠いから電車にゆられて眠ることにしようって目を瞑るのだが向かいに座って競馬新聞を熱心に見ている赤いキャップのオヤジがボールペンをカチカチする音が気になってしょうがなくなってきたから音楽でも聴くことにしよう。今年たくさん聴きながら散歩したアルバム、『ファンファーレと熱狂』を聴いて寝るのだ。走れ常磐線、僕とボールペンのオヤジために!