RCサクセションのDVD『ミラクル』をついに観た。というのも僕は勝手に勘違いしていて『ミラクル』はRCの20周年を記念して発売されたプロモーションビデオなんかを集めたベスト盤的な映像集だと思っていたのだ、何年も。
いざ観てみるとこれは純粋な20周年記念コンサートのライブDVDだった。まさにラスト・アルバム『Baby a Go Go』の頃の映像で、その頃というのはRCの正式メンバーは清志郎、チャボ、リンコさんの3人だけでサポートメンバーとして春日博文と厚見レイが参加しているという貴重な映像だった。
ライブで『やさしさ』等の初期のナンバーをやるなんてやるなんてファンは大喜びしそうなアイデアだと思ったけど、僕の勝手な予想ではチャボはあまりノリ気じゃなさそーに見えてしまった。
最後の方でいろんな時期のRCが見れた。皮肉にも決してこの『ミラクル』が最高のRCではないことの証明みたいだった。
『ラプソディ』の頃の清志郎はアメリカン・コミックの登場人物みたいでまるで実在しなかった人みたいだ。
僕は清志郎と握手してもらったことがあるのが自慢だ。握手会でだけど。
華奢なイメージの清志郎だけどとてもごつい手だった。
ひー、忌野清志郎の発表音源が発売されるんだって…!