トランプ政権が“永遠の化学物質”を含む農薬トリフルジモキサジンを食用作物への使用として承認した | 没落するアメリカの軌跡

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1. 投稿の背景にある事実

  • 承認の事実: 米国環境保護庁(EPA)は除草剤有効成分であるトリフルジモキサジン(Trifludimoxazin)を、小麦、トウモロコシ、オレンジ、リンゴ、アーモンドなどの食用作物向けに使用承認・登録しました。

  • 経緯: 同物質は2021年に一度承認されたものの、訴訟を受けて農薬メーカーが自発的に販売を停止していました。しかし、トランプ政権下で再提案・再承認が進められた経緯があります。

2. なぜ「永遠の化学物質(PFAS)」と呼ばれるのか?

  • フッ素化合物構造: トリフルジモキサジンは分子構造内に炭素とフッ素の強固な結合を持つため、国際機関(OECD)などの定義においてPFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)の一種に分類されます。

  • 環境残留性: PFASは「分解されにくく、環境や体内に長期間残りやすい」特性を持つことから、通称「Forever Chemicals(永遠の化学物質)」と呼ばれています。

3. 主な争点と批判・リスク

  • 健康・発がん性の懸念: 環境団体(Center for Food Safety や Center for Biological Diversity など)は、動物実験データに基づき甲状腺腫瘍のリスクや「人への発がん性が疑われる」点を指摘しています。

  • 環境への漂散: 他の作物や自生植物へのドリフト(飛散)や、水系への残留による環境汚染・除草剤耐性雑草の増加が懸念されています。

  • 法的措置(訴訟): この承認に対し、複数の環境・食の安全団体が「十分なリスク評価が行われておらず連邦法(FIFRA等)に違反している」として政権およびEPAを相手取り提訴しています。

4. 政府・メーカー側の主張

  • 安全性評価: EPAの評価では「ラベルの指示通りに適切に使用すれば、人間への重大な健康リスクや絶滅危惧種への影響は確認されなかった」とされています。

  • 農業上の利点: 耐性雑草を効率よく防除し、収穫量を確保・安定させるための有効な選択肢として承認された側面があります。

まとめ

この投稿は、「農作業の効率化を重視して承認した行政側(EPA)」と、「残留性化学物質(PFAS)による長期的な環境・健康リスクを警戒して裁判を起こしている環境団体側」の対立を反映したトピックです。