昨日、ちょっとうれしいことが。
私の働いている店に聾者のおじさんがお買い物に来ました。
聾の年配の方の手話って、私はなかなか読み取れないのです。癖があるので、難しいです。なので、同じ手話を繰り返してみて、合っているのかなあって確認します。
指文字もなかなか通じない方もいます。
書いた方が、字の形状で覚えている方もいるので、その方が良い時も。
おじさんが探していた商品、欠品でした。(´д`lll)
他の商品で代用できないかと聞いてみたけど、このサイズじゃないとダメなんだということでした。
取り置きしますかと聞いてみたら、もうないから今日必要とのこと。
どうにかならないかと、ねばられましたが、ないものはない。
他の店には置いてないのか?と聞かれて、、うちの店、近くに同じチェーン店がないので、近くの同業者に商品があるか確認して、そちらに行ってもらうことに。
普通は、「欠品しております。申し訳ございまません」で、終わることも多いのですが、お年寄りの方など、いろんなお店をまわるのが大変そうだと思ったら、うちは他店を紹介します。
欠品させてしまった店の責任と、親切心。
聾のおじさん、もちろん電話は使えません。どこにあるかも分からない商品を求めてさまようのは大変です。
それが自分でも分かっているので、どうにかしてほしいと、訴えてくるのです。
普通は、仕方ないなあって思うのかもしれなけど、でも、そういうの良いよなあって思ってしまいました。
普通は、ないならないで、あきらめるのに、少々強引でも、あきらめない。でも、悪い感じではない気さくな態度。
コミュニケーションが難しくても、人に自分の望んでいること、意志を伝えようとする気持ちがすごくあって、いいなと思ってしまった。
こういう人は社会でも上手くやっていけるだろうなという感じ。
うまく伝えられないけど。
着眼点、変かな。わたし。
わたし判断で対応してはいけないかなと思い、若い女子社員さんに事情を話し、近隣の他店へ電話しようとしたら、その子、おじさんに、
「まってて」の手話!(ノ゚ο゚)ノ
場所をスマホで説明して、電話で確認して、同じものを取り扱っている店へ行ってもらいました。
一応、店の名前と商品の名前を書いたメモを渡して、これ、見せればわかるからと伝えました。
おじさんは「たすかったよ~。これじゃなくちゃダメだったから良かった!」と、帰っていきました。
社員さんに「手話ができるんだね~びっくりした」と言ったら。
「大学の頃に少しならったくらいで、ぜんぜんわかりませんよ(笑)」とのこと。
彼女、手話が出来なくても、分からなくても、どうしたらこの人に伝わるかなと考えて、スマホも使って身振り手振りも使ってちゃんと対応してくれていたんです。
手話ができる私が隣にいたら、普通、私に通訳を頼みますよね?でも、彼女はそうしないで、自分が出来る精一杯の方法でおじさんと話をしていました。
聴こえない人は自分の身内みたいなものだから(実際そうだし)、そうやって接してくれるのがうれしかったなあって、思いました。
自分の店に利益なんてないけど、そういう優しさがある人がいるってうれしいなと思って。
それだけなんですけど。
いいなあと思って。
ちょっと、心がかるくなりました。