昭和好きにはたまりません。
札幌 円山の隠れ家。
https://retty.me/area/PRE01/ARE164/SUB16401/100000732192/
夜の円山、裏参道を ちょっと横道に入る。
静かな道の向こうの方にオレンジ色のライトが灯る。
何だろうと近づいてみると。
円山ママ。
何て魅惑的なネーミング。
入りたいような。
入っちゃいけないような。
気になりながらも入れずに数ヶ月。
でも、ついに行ってみました。
店内は店主さんの美意識とでも言うのでしょうか。
選りすぐられた昭和の逸品達が、自己主張することもなく、静かにその空間を演出してくれています。
昭和好きにはたまらないというか、一つ一つが懐かしく、また遊び心もあって、何とも言えないノスタルジーな世界にいざなってくれます。
これはお客さんとかから「閉店するお店があるから、好きな物を持って行って良いよ」って言われて行ったお店で発掘したそうです。
昭和の喫茶店?スナック?には、こんなものがあったんだろうなぁって想像してみたり。
このテレビ、実際売られていた頃には貴重品というか、贅沢品だったらしい。
確かに言われてみれば、白黒時代にコンパクトテレビを買う人なんていうのはお金持ち位かもしれないですよね。
このテレビのすごいところは今も動くところ。
始めは壊れていたらしいんですが、店主さんが?修理して動くようにしたのだそう。
当時の部品が今は無いから、修理に大変苦労したそうです。
それはそうですよね。
お店の片隅で青白い光を放ちながら静かに映像を流すこのテレビの存在も見逃せません。
メニューはジャポニカ学習帳
お店のロゴも店主さんのデザインなんですって。
私のハートをつかんで離さなかった お店の顔です。
オススメのおつまみは水茄子。
ピリッと辛いです。
お代わりしたい位、美味しかった。
水茄子が好き過ぎて、もう一回頼もうかと思ったら、水茄子のアレンジ料理、裏メニュー?かな?の水茄子+納豆を出してくれました。
これまた美味しかった。
これは去年、行った時にあったメニュー。
今回は無かったな。
仕入れによるのかな?
マトンのサイコロステーキ。美味しかった。
お店には常連さん達が来てました。
その日は店主さんの誕生日みたいで、(普段、店主さんは自分の誕生日をお客さんに話したりしないそうなんですが、その日はたまたまお客さんとの話の中で「今日が誕生日」をカミングアウトしちゃったみたい)ちょっぴりお祝いムード。
私たちも会話に加えてもらって、すごく楽しい時間を過ごさせてもらいました。
静かに飲んでいて、たまに会話に加わる常連さんもいました。
とても自然な感じで、本当に心地よい空間。
とは言っても、いつも常連さんでガヤガヤ盛り上がっているようなお店ではなく、話したければ話し、静かに飲みたければ静かに飲めるお店だと思う。
20歳の娘と2人で行ったけど、娘も大満足の円山ママでした。