Coo Planning の 住宅設計             いつか、一緒に家を建てよう -155ページ目

家を育てるという、気持ち ー 手入れのしがいのある、材料。

・・・ranking・・・

家は、手入れのしがいのある、材料でつくりたいと考えています。
高価な素材でなくても、小綺麗な材料でなくても、
時間とともに、次第に深い味わいに、変化していく素材があるものです。

毎日、床や柱を磨くことは、不可能かもしれませんが、
時々でも、磨いてやったら、それに応えてくれるような、
素材でできている家は、なんとなく懐かしい趣きと、頼もしい感じがあるものです。
そんな中から『家を育てるという気持ち』も、芽生えてくるのではないでしょうか。

いつか、一緒に家を建てよう


家を建てるときに最高潮に達し、そのあと、だんだんと、
熱がさめていくのでは、寂しいですね。
本当の家づくりは、竣工後に、始まるものですから。


・・・ranking・・・


ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



☆建築設計の依頼・ご相談などの方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。






ここから始める、家づくり ー ゆっくり時間をかけて、『自分たちの暮らし』を描くこと。

・・・ranking・・・

みなさまは、家を建てようと決めたとき、
そこに、『どんな暮らし』を描いているのでしょうか?
新しい場所で、一人暮らし、または、二人で暮らし始めるとき、
そこに、『どんな暮らし』を描いているのでしょうか?

ただ漠然と、流れのままに、建ててしまうこともあれば、
自分たちのなかで、長年温めてきたストーリーを、実現するご家庭も。
性能や、仕様、価格、などが、たとえ同じであったとしても、
自分たちの暮らしを、描ききっている家は、
魅力的に、うつるのでは、ないでしょうか?
家を建てることは、
長いあいだ、探し求めていた場所に、暮らすためなのです。

いつか、一緒に家を建てよう


その優雅な部屋を、僕はすっかり、ひとりじめに、することができる。

天井が高く、広くゆったりとして、しかも、温かみがある。
開け放たれた窓からは、ときおり、そよ風が入ってくる。
白いカーテンが、音もなく、そよぐ。
風には、やはり、海岸の匂いがする。
ソファのかけごこちは、文句のつけようがない。
部屋の隅には、古いアップライト・ピアノがあり、まるで、
誰か、親しい人の家に、遊びに来たような気持ちになる。

ソファに腰かけて、あたりを見まわしているうちに、
その部屋こそが、僕が長いあいだ、探し求めていた場所、であることに気づく。

僕はまさに、そういう、世界のくぼみのような、ひっそりとした場所を探していたのだ。
でも、今までそれは、架空の秘密の場所、でしかなかった。
そんな場所が、ほんとうに、どこかに実在したなんて、まだ、うまく信じられないくらいだ。
目を閉じて、息を吸い込むと、それがやさしい雲のように、僕の中にとどまる。
すてきな感覚だ。

僕は、クリーム色のカバーのかかったソファを、手のひらでゆっくりと撫でる。
立ちあがって、アップライト・ピアノの前に行き、蓋を開け、
かすかに黄ばんだ鍵盤のうえに、十本の指をそっと置いてみる。
ピアノの蓋を閉じ、葡萄の模様のついた、古いカーペットの上を、歩きまわってみる。
窓を開け閉めするための、古いハンドルをまわしてみる。
フロアスタンドの明かりをつけて、消す。
壁にかかった絵を、ひとつひとつ眺める。

それから、もう一度、ソファに腰かけ、本のつづきを読みはじめる。
本を読むことに、意識を集中する。


海辺のカフカにでてくる、この場面を、何度となく読み返します。
家の設計を、ハウスメーカーに頼むのか、工務店にまかすのか、
それとも、設計事務所に相談するのか?
長年温めてきたストーリーを、実現するということは、
ほぼ、間違いなく、設計事務所にしか、できない仕事であると思うのです。

いつか、一緒に家を建てよう


・・・ranking・・・


ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



☆建築設計の依頼・ご相談などの方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。



住空間の魅力と、街への思いやり ー 樹木で変わること。


・・・ranking・・・ 
 
窓越しに、風にそよぐ木々を眺めると、
誰もが、心が落ち着くものでは、ないのでしょうか。
なければ、ないで、なんの不便もなく、生活ができる樹木なのですが、
スペースと、予算の余力があるならば、ぜひ植えていただきたいものです。
家族とともに、成長していくような、長い目で。

いつか、一緒に家を建てよう

夏、葉をいっぱいに茂らせ、窓への日射しを、遮ってくれる落葉樹。
よく葉が茂った落葉広葉樹は、春から夏にかけて、
日射しの約90%を、遮るというデータも、あるそうです。
また木の葉は、スダレやヒサシのように、直射日光があたっても、
それ自体が熱くなることも、ないそうです。
日射しを受けると、葉の蒸散作用が盛んになり、葉の表面の温度上昇を抑え、
不快な輻射熱を、発しないとのことです。

一方、冬は葉を落とすので、落葉樹は日射しを遮りません。
空間の奥まで、光を導くことができます。

建て主さまで、ある程度、樹種を選べる一戸建ての住宅とは違い、
入居時から、すでに植えてあるマンションでは、ベランダからのぞく、
木の種類によって、大きく空間の印象度も変わってしまいます。
冬の寒空のなか、うっそうと茂る樹木は、光を遮り、不快にも思える程に、
空間の魅力を、半減させてしまいます。

南面には、強い日射しに耐え、茂りが密で、
下から風が抜けるように、下枝が少ない木を植えると、良いとされています。
ケヤキ、カツラ、コナラ、ハナミズキ、ヤマボウシなどが、適しているようです。
一方、東西面には、アカシデ、ヤマモミジ、エゴノキなど、
低い角度からの日射しに強く、下枝が多い木が、適しているとされています。

いつか、一緒に家を建てよう

シンプルで、一見、人を寄せ付けないような、身構えた住宅であっても、
樹木があることで、親しみやすさを感じてもらえたり、
周辺の街に対する距離感も、より近づいていけるように、なるのではないでしょうか。

・・・ranking・・・


ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



☆建築設計の依頼・ご相談などの方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。



風の抜ける、気持ちいい住空間 ー 周辺環境の変化に耐えるもの。

・・・ranking・・・

土地購入時には、申し分のない、良い環境であったとしても、
数年後、数十年後には、家が建ち、マンションが建ち、
環境が変わるということも、十分に考えられることです。
そんな時にも、ある程度、想定の範囲内であれば、
空間環境に、大きく影響することもなく、
落胆することも、ないものです。

遠くの景色が見える。
室内の床面積が広い。
天井が高い。
日当りが良くて明るい。
風通しがいい。

すべて、そろっていれば、文句のつけようのない、住空間です。
さまざまな敷地条件、建て主さまの感性があるなか、
試行錯誤を、くりかえしながら、この状態をつくりだすことが、
設計事務所の役割であり、存在する意味でもあるのです。
オシャレであるとか、カッコイイというものは、
あとから、おのずと付いてくるもので、
いかに、この住空間を構成させるかが、一番大切なことなのです。

いい『気』が漂っていると、気持ちいい住空間に、なるといいます。
私たちの健康に、ひときわ貢献しているのが『空気の流れ』です。
空気の流れとは、地上を吹き抜ける風のようなもので、
新鮮な風が吹くことにより、よどんだ空気が浄化されます。
新鮮な『空気』が家の中を駆け巡り、
よどんだ『空気』を浄化してくれる、そんな感じなのでしょうか。

いつか、一緒に家を建てよう
             
写真は、北京の住居『四合院』が、まだ残る、胡同(フートン)のようすです。
灰色のレンガ積みの塀で閉ざされた、少し閉鎖的にも見える、胡同の路地なのですが、
建物のあいだから、大きな木が育ち、中庭があることを連想させてくれます。
風水の影響を受けているといわれる、四合院の住居ですが、
『空気の流れ』を考慮された、建物の配置計画となっています。

北京だけではなく、中国の他の地域でもみられる四合院ですが、
その地域の気候条件によって、建物の形状が異なっています。
北京では、寒冷な気候であるため、低い太陽からの日差しを、中庭奥まで導くために、
ほとんどが、平屋建てとなっています。
このように、国や場所が変わっても、新鮮な『空気』を家の中にめぐらせることは、
気持ちいい空間の第一条件なのです。

北京の胡同を歩いていると、緑が多いことに気付きます。
住居の中庭はもちろん、道路にも。
通行に邪魔なのではと思うようなところにも、木を残して舗装されています。
街の樹木も、街全体に新鮮な『空気』をめぐらせることに、つながっているのだと思います。

風の抜ける、気持ちいい住空間 ー 今も、四合院より学ぶことは、多くあるのです。

いつか、一緒に家を建てよう


・・・ranking・・・


ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



☆建築設計の依頼・ご相談などの方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。



構造体と素材の、持ち味を生かす ー あきのこない住空間。

・・・ranking・・・

住宅設計を進めていくにあたって、『空間構成』の検討と同時に、
その住空間を包み込む『仕上げ』の検討も、行います。

建売住宅の設計などでは、プランの検討を済ませてから、
予算にあわせて、仕上げ材を決めていくものではないでしょうか。
空間構成と仕上げ素材というものは、きっても、きりはなせない関係であるため、
同時に考えを練り上げていくことが、基本です。

個人的には、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の構造体に関わらず、
『構造体と素材の持ち味』が、生きてくるような使い方を心掛けています。
ただ、おしゃれで、かっこいいだけでは、流行が過ぎると、あきてしまうものです。
建て主さまご家族には、可能な限り、長く住んでいただきたいものです。

いつか、一緒に家を建てよう

写真は、パリ・モンマルトルのようすです。
観光客がめざす、頂上のサクレ・クールまでは、こんな階段がつづきます。
まだ、舗装されたアスファルトの道路よりも、
こんな感じの石畳のほうが、多くみられる、パリの街ですが、
どちらが、良いか、悪いか、歩きやすいのか、は別として、
モンマルトルは、遠い日の面影を感じとれる、
このままの姿で、いつまでも、あってほしいなと思います。

設計事務所に対しての、
建て主さまからの提案または、ご意見をいただくときには、
『この仕上げにしてください』と、初めから、ひとつに絞り込まれるよりも、
『この仕上げには、したくないんです』のようなものがあれば、
伝えていただければ、そのあとの話し合いにより、
可能性もひろがっていく、のではないでしょうか。

・・・ranking・・・


ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



☆建築設計の依頼・ご相談などの方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。



小さな住宅に、込める住空間 ー 変化を生む天井高さ。


・・・ranking・・・

小さな住宅だからこそ、できる住空間があるものです。
歩を進める毎に、風景が変わっていく様な、
変化のある住空間を創れないものかと、日々思うところです。
『浜寺の家』も、その要素によるものです。

天井の高さは、2.4mと思い込んでいる人が多いようです。
しかし、天井は高ければ良いというものでもなく、
しかも、どの部屋も高いというのも、何か、間の抜けた家になるものです。
高さにはメリハリが必要で、トイレなどは、2mぐらいだと結構落ち着くものです。
和室も、座ったときの姿勢を考えると、2.1~2.2mぐらいで、十分な高さです。

そのような部屋の中に2.7mの天井高さのリビング、あるいは5mの吹抜けの部屋があると、
実際以上の高さを感じ、気持ち良さにつながります。
特に狭小敷地の場合、いろいろな制約から、どこもここも2.4mの部屋をつくるには、
無理がでてくることもあります。
そこで、天井を高くしたいところと、低くしたほうが良いところを使い分ける必要があり、
そのことが、メリハリのある住空間を創る、要素となるのです。


いつか、一緒に家を建てよう


言わずと知れた、『水の都・ヴェネツィア』ですが、
列車で、サンタルチア駅に到着し、外へ出ると、
早速、目の前を大きな運河(カナル・グランデ)が、出迎えてくれます。
カナル・グランデには、大きなアーチ状の橋が掛けられ、
そのアーチの下を、船が行ききしています。

このカナル・グランデから、枝分かれして、街中に、
小さな運河が張り巡らされています。
この小さな運河にも、船は行ききし、誰もが知るゴンドラも、
ここを行き交います。
その運河と同じように、街には、小さな路地が迷路のように続いています。
実際、ここは迷路のようで、地図を見て歩いていても、
ほとんど、役に立つことはありません。
カンを頼りに、細く、せまい路地へ進んでいくと、
いつのまにか、自分の居場所すら、どこなのか、わからなくなってしまいます。

そんな街を歩くことの、どこが楽しいのかと言うと、
その不規則に続く路地であったり、高低差のあるアーチの橋であったり、
建物の下をくぐるポルティコであったり、運河を行き交う船であったり・・・。

歩を進める毎に、風景が切りかわる様があるからです。
ここは、メリハリのある住空間を創る要素が、あちこちにある街なのです。
天井高さの変化をつけた住空間の、建て主さまへのご提案は、
図面だけでは、本来の良さを十分に伝えきれないこともあるため、
『図面+模型』で提案できる、設計事務所での家づくりを、
おすすめいたします。


いつか、一緒に家を建てよう


・・・ranking・・・


ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



☆建築設計の依頼・ご相談などの方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。


狭小敷地だからこそ、できる暮らし方 ー 半地下+スキップフロア。

・・・ranking・・・

何かと便利な都市周辺にいくほど、予算内で手の届く敷地は、
間口がせまく、細長くなったりします。
便利な都市周辺に暮らすのか、それとも多少不便でも、
より環境の良いところに、暮らすのか。
もともと郊外に暮らしておられる方にとっては、特に、悩まれるところです。

狭い敷地に建てる家は、クネクネと廊下を通って、個室にたどりつくほど、
スペースに余裕がありません。
居間を個室への通り道の一部にしたり、さらには、
階段も、居間の一部に取り入れたりすると、広々とした感じになります。

京都の町家などでは、間口がせまく、細長い敷地に対して、
中庭や通り庭のような、風の通るスペースを設けたりしながら、
なんとも魅力的な、住空間が生みだされて、今も人気ですね。

こんな間口のせまい、細長い敷地は、
うさぎの寝床といわれた、日本だけのことでもなく、
ヨーロッパにおいても、見られるものです。
そんなヨーロッパの狭小建物を、この目で見てやろうと、
オランダ・アムステルダムへと、足を延ばしたこともあります。

アムステルダムには、街中に運河がはり巡らされ、
運河沿いには、おとぎ話しにでてくるような、
かわいい、愛嬌のある外観をもつ、建物が、びっしりと、ならんでいます。
微妙に傾いているように、見えるのですが、
本当に傾いてるそうです。それがまた、見ていて、かわいいです。

いつか、一緒に家を建てよう

たまたまたどり着いた、運河沿いの古い(安い)ホテルに泊まりましたが、
急勾配の階段が、まわりながらつづく感じで、驚きます。
運河沿いの、ほとんどの古い建物は、階段と廊下でクネクネと、
個室をつないでいる、迷路のような薄暗い、間取りのようです。

近頃では、そんな古い建物を改装した建物も、多くみられるようになっています。
写真は、そんな改装された建物のひとつです。
『半地下のフロアを、スキップフロアで結んだ空間』は、上と下がゆるやかにつながり、
古い建物の間取りにみられた、クネクネの廊下は姿を消し、
明るく開放的な、間取りとなっています。

狭小敷地だからこそ、できる魅力的な暮らし方も、あるものです。
土地を購入される前に、ご相談いただければ、
一緒に、どんな住空間ができるものかを、話しあうことができます。
納得のいく家づくりをするためにも、
土地購入前に、ご相談されることを、おすすめいたします。

いつか、一緒に家を建てよう
                
・・・ranking・・・


ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



☆建築設計の依頼・ご相談などの方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。


敷地に負けない、空間的なゆとり ー 吹抜けの効果。

・・・ranking・・・

土地の面積が小さすぎるため、部屋が大きくつくれない、
という場合があります。
予算が限られているなか、土地に掛けられる予算は、
できるだけ、抑えたいところは、みなさま同じです。
その結果、土地の面積は、当初希望していたものより、
小さくなるのも、想定の範囲内として、落胆することもありません。

部屋が大きく、つくれないとき、吹抜けは効果を発揮しますし、
窓の取り方次第で、風通しや換気もよくなるものです。

また都市部の密集地で、日当りが悪い場合にも効果を発揮します。
高い窓から部屋の奥まで、日差しを入れることが可能になります。

『風水』では空間的なゆとりがないと、家はいつまでたっても、
発展しないというそうです。
風水の考え方というより、普通に考えてみてもゆとりのない空間では、
考えが行き詰まってしまいそうで、空間的なゆとりがあるほうが、
前向きにすすんでいきそうですね。

昔ながらの日本建築のように、ゆったりとした敷地に、
平面的な広がりのある空間も、確かに魅力的ですが、
『空間的なゆとり』とは、平面的な広がりだけではなく、
縦への広がりにも目をむけてみることで、
また違った、魅力が生まれるものです。

広々とした空間は運をも、育てるものなのですから。

いつか、一緒に家を建てよう

初めてイタリアの街を歩いたとき、
斜め上のほうに、自然と、視線が行き渡るような、
構成が多いような気がしました。
パリのアパルトマンでも、中庭に向かって開く窓をみて、同じように感じました。
見上げる、その視線の先には、いつも青い空が見えています。
僕の場合、そんなことを、思い起こしながら、設計は進められていくのです。



・・・ranking・・・


ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



☆建築設計の依頼・ご相談などの方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。


スキップフロアでつくる ー 近くて、遠い距離。

・・・ranking・・・

スキップフロアとは、1階の高さを半階分ずらした床で構成することで、
つまり、中2階や中3階という中間階をつくることです。
スキップフロアは、階段を通じて、家全体が一体の空間として連続し、
空間に伸びやかさがでてきます。
そして、小さな家に、近くて、遠い距離が生まれます。

僕にとっての、スキップフロアの最大の魅力は、この近くて、遠い距離が
生まれるところです。

敷地に初めから、段差がある場合なら、地形を生かした、
敷地の段差なりの床を構成することで、より魅力的な空間づくりが
できるようにもなります。

また、敷地の段差がない場合は、中2階の下を収納スペースとすることもあったり、
現在設計中の『浜寺の家』のように、中2階の下を玄関や水廻りの部屋として、
より立体感のある空間とすることもできます。

スキップフロアといっても、敷地形状や床面積によって、さまざまな組立て方があり、
建て主さまとの打ち合わせ次第で、どんどんと、その間取りは変わっていくものです。

ただし、吹抜けと同様、せっかく一体化しつつある空間をやたらと壁を設けて、
分断してしまうと台無しになってしまいますので、くれぐれもご注意を。

いつか、一緒に家を建てよう

写真は、僕の好きな街。
イタリア・シエナの広場の様子です。
シエナの見どころのひとつ、ドゥオモへ通じる階段です。

ゆるやかな丘状の立地がつづく、トスカーナ地方のシエナですが、
小さな、街全体が、ゆるやかに傾斜していることから、
街のあちこちに、このような階段やスロープを生かした、
さまざまな距離をつくりだす、人の集まる場所がみられます。

このような街には、設計のヒントになるところが、いっぱいあって、
少しでも、住空間に生かせるよう、好んで歩き回ってます。


・・・ranking・・・

ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



☆建築設計の依頼・ご相談などの方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。


小さな家で、楽しく暮らす。

家は、少しでも大きく、広く、部屋がたくさんあるほうが良しとする考え、
それに対して、多少小さくても、開放感のあるほうが良しと考える方、
最近では、後者を希望される方の相談が、個人的には多いように思いますが、
それでも、部屋数はぜったいに、ゆずれないという方も、まだまだおられます。
それが、同じ様な、予算帯のなかでのことなので、
提案する、こちらも、本当にこれでいいのかと、悩んだりします。
お互い悩みながらも、提案をくりかえして、お互いに、
納得がいくものができることが、僕にとっての、いい家づくりです。

吹抜けで1~2階の空間的つながりをつくる。
単純に天井は高ければいい、というものでもないのですが、
スカッと吹抜けた天井は、それなりに気持ちのいいものです。
2階の部屋も、吹抜けに面する部分は壁で仕切らないで、
建具で開閉できるようにすると、
1階と2階の間に、空間的なつながりと、広がりが生まれます。
単純に開放感があるので、小さな家ながら、広く感じることができますね。
やっぱり、部屋はひとつ一つ、仕切られているほうがいいと思う方には、
かなり抵抗のある暮らし方ですが、
連続したワンルームのような暮らし方にも、抵抗がない方なら、
小さな家でのこんな暮らし方も、楽しく、快適に暮らすこともできますね。

いつか、一緒に家を建てよう

写真は、ドイツ・ベルリン博物館の展示室の様子です。
それほど高くない位置に2階の床を設けて、
開放的な関係をつくっている楽しい空間です。
2階の床が、手を延ばせば、届くところにあることで、
吹き抜けといっても、必要以上に、天井が高くならない、
スケール感がいいところです。
街路のような展示空間が迷路のようにつづく、この博物館ですが、
整然と展示された、わかりやすい展示空間をみなれた方からすれば、
どこに何があるのか、わかりにくいかもしれませんが、
進むがままに歩き、突然でてくる展示作品をみるのも、また楽しいものですよ。


                 ・・・ranking・・・

ナカオアキヨシ/一級建築士事務所 Coo Planning 


お客様との対話を通して、『楽しさ』や『気持ちよさ』などの『魅力』を共に発見していくこと・・・
それが『Coo Planningの家づくり』です!



☆建築設計の依頼・ご相談などの方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。