昨日の日曜日、6月23日は、「沖縄慰霊の日」でした。



その式典の中で、沖縄に住む高校3年生の「仲間友佑」さんが、平和の詩を捧げました。



(全文は、下記の記事の中で読んてください)




〜平和の詩「これから」の最後の部分〜



人は過ちを繰り返すから

時は無情にも流れていくから

今日まで人々は

恒久の平和を祈り続けた


小さな島で起きた

あまりに大きすぎる悲しみを

手を繋ぐように

受け継いできた


それでも世界はまだ繰り返してる


七十九年の祈りでさえも

まだ足りないというのなら

それでも変わらないというのなら


もっともっとこれからも

僕らが祈りを繋ぎ続けよう


限りない平和のために

僕ら自身のために

紡ぐ平和が

いつか世界のためになる

そう信じて


今年もこの六月二十三日を

平和のために生きている

その素晴らしさを噛みしめながら




https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240623/k10014489711000.html




「七十九年の祈りでさえ

まだ足りないというのなら
それでも変わらないというのなら
もっともっとこれからも
僕らが祈りを繋ぎ続けよう」



なんて素直な言葉でしょう。


変わらないウクライナやガザなどの現実を前に、正直、祈ることが虚しく感じてしまうような時もある私ですが、この青年のまっすぐな言葉に、励まされた思いです。

 

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また、遅れましたが、6月20日は、「世界難民の日」でした。



2024年5月には、世界の難民は、1億2,000万人に達しました。まさに日本の人口に匹敵する人数です。



その4割 の4700万人が子どもと言われており、なんの罪もない多くの子供たちが犠牲になっていることに、本当に心が痛いです。




国連のグランディ難民高等弁務官は、戦争や難民や避難民の増加に歯止めがかからない一方で、欧米では難民などの受け入れに反対する政治勢力が支持を広げているとして、強い懸念を示しました。




日本では、もともと難民の受け入れが極端に少ないので、批判する立場にはないのですが、最近の欧米の、自国ファーストの政党や政治家の台頭を、残念な思いで見ています。





ガザ戦争が起きてから、ニュースでは、「ANRWA」という支援組織の名前をよく聞きます。



私も詳しくは知らなかったのですが、難民や避難民を援助する組織は、

「UNHCR」(国連難民高等弁務官事務所)と「UNRWA」(国連パレスチナ難民救済事業機関)

の2つに分けられています。



「UNHCR」と「UNRWA」はともに1949年の第4回国連総会で設立されましたが、「UNHCR」難民一般を、「UNRWA」はパレスチナ難民問題を専門に扱う機関だそうです。




「UNHCR」と「UNRWA」の違いは、対象者だけではなく、「UNRWA」は教育、医療、 社会福祉、職業訓練などの基礎的なサービスをパレスチナ難民に提供する働きに限定されますが、「UNHCR」は、目標とする難民が安心して生活できるための恒久的解決策が与えられるように支援していく機関だそうです。



昨年末からは、ガザ地区に対する「UNRWA」の活動が注目されていますが、ウクライナ難民、シリア難民、シリア・トルコの地震被災者、スーダン難民、南スーダン難民、アフガニスタン難民と避難民、ロヒンギャ難民、といった人たちも忘れないように、昨年と同様に、「UNHCR」の活動にも関心を持っていきたいと思います。





https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240620/k10014486481000.html







神様
どうか覚えてください

戦火に逃げ惑う人々や
空腹で彷徨う子供たち
住む場所を失なった人々など
たくさんの困難を抱えている人々のことを
どうか覚えてください


それらの人々のために
私達が互いに助け合い
愛し合い
祈り合うことを
忘れないように
どうか助けてください


争いのない
平和な世界がくるように
祈り続けることができるように
どうか助けてください