今日のホテルは何回目かな…
私達の定番の待ち合わせ場所の周辺にあるホテルにはほぼすべて行った。








けいくんがどんな基準でホテルを選んでいるのかは聞いたことない。
一度聞いてみてもいいものなのかな。

















ホテルに入って部屋を選ぶ。














ここのホテルで入ったことない部屋ってどこか分かる?






いや、覚えてない。

















私以外とも来ているだろうから迂闊なこと言えないか、と心の中で変な質問をしたなと苦笑いした。












部屋に入ってけいくんがテレビをつけ、映画を選ぶ。
あーだ、こーだ言いながら選んで再生する。













いつもなら私はすぐにお風呂にお湯をはりにいくけれど今日はなんとなくベッドに座っていたらすぐ後ろにけいくんが来る。














腰を触ったり自分の方に引き寄せたり…そのうち手が怪しくなってきて。


映画をほんの少し始まったところでけいくんの方を向かされてキスされる。
映画を見たくて軽く抵抗するけれど今日は性急に私の身体をまさぐる。









キスが長い…
けいくんのキスは相変わらずまるで私を好きだというような優しくて激しい、ちょっと切なくなるようなキスをする。
だから私はいつからかそれから逃れるように自分から顔を背けて唇を離す癖がついてしまった。




















私のスカートを捲り上げ、下着の上から触られる。

足にたくさんのキスと舌を這わせて私の快感を引き出していく。






こんなに舌で攻められるのは久しぶりだな…と頭の片隅で思い、色んなことを考えてしまいそうなことに蓋をして与えられる感覚だけに集中しようと努力した。