わるい、いけなかったよな?




と、バツが悪そうに話す。






 
「でも、手でいったよ。気持ち良かった。」







「おいで」




と、腕を差し出してくれて腕まくらの体勢になる。








体温の高い男の人が好きだ。







足もあったかい。






「冷え性?」



「うん、そうなの。足が冷たいの。」



「くっついていような」




と目尻と額にキスを落とされる。





…彼女以外にもこういうことするんだな。
たった数時間の相手にも。とわざとなのか自然にしているのか分からないけれど、大切にされているような気分になる。




そうしてくっついて話をしているうちに足にあたるものが。









「していい?」

と確認して、口に含む。



気持ちよくなってもらいたくて、褒めて欲しくて緩急つけたり時には嗚咽しながら喉まで迎える。








「ダメだって、ストップ、出るから!」



もう無理、いれるぞ。




と言われもう一度ひとつになる。








2回目は最初から激しくて…でも京さん、セックス自体が久しぶりなのか








「あー、もう、ほんとマジでごめん。
もういきそうなんだわ…」








と言うのでいいよ、いって?





と答えると追い打ちをかけるように激しくされる。






もうちょっとで…のところでタイミングが合わなかったけれどそれでも終わった後の充足感に包まれた。







ゴムをキチンとしてくれるのはやっぱりマナーがなってるなと思いつつ、外して残っているものを丁寧に舐めとって、口の中に吸いとったものを見せつける。





出しな、






というのも聞かずわざと見つめながらのみこんだ。








エロいな…と呟く京さんの顔が満足気で優しくて好きだなと思った。











その後は帰る時間もあるのでさっと準備してホテルを出て待ち合わせ場所でまたね、の言葉と共に手を振った。








帰宅したらLINEがきていた。






今日のお礼とまた会いたいと書いてあった。









また会いたいと思ってもらえて言ってもらえるのは素直に嬉しいと思う。








セックスでいけなかったけれど、優しくて、ちょっとおどけて軽い…また会いたいと思う人。












おわり












※その後のことはまた書くかもしれません。
ご興味あるかたいるかしら…