「94歳のゲイ」

2023年

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激動の時代を生き抜いてきた94歳の同性愛者の姿を通し、日本の同性愛史をひも解いたドキュメンタリー

 

1929年生まれの長谷忠さんは、自身がゲイであることを誰にも打ち明けることなく、ずっと孤独の中で生きてきた

そんな彼にとって唯一の拠り所は詩作で、1963年に現代詩の新人賞「現代詩手帖賞」を受賞して以来、著作も複数刊行され、94歳となった現在も日々、短歌を詠んでいる

かつて同性愛は“治療可能な精神疾患”と公然と語られていたが、時代の流れとともに同性愛者を取り巻く環境は大きく変化した

そんな中、ついにカミングアウトを果たした長谷さんは、理解あるケアマネージャーの存在に支えられながら、日々をたくましく生きていたが……

 

映画や小説を通して、同性愛に関していくらかは知っているつもりでいましたが、本作の当事者の経験や言葉を通して、頭の中だけで理解した気になっていただけで実は知らない事ばかりだし、大いなる偏見があったことを再認識しました

 

男が好きということを「絶対に言われへん」時代を生き、ずっと思いを胸に秘めたまま、セックスすらせず、90近くなるまで誰にもゲイだと知られずに孤独に生きてきた長谷忠さんの人生

普通に暮らす、ただそれだけのことが出来ない世の中でよく耐えてこられました

 

せめて長生きして欲しいと思いましたが、2024年11月に心不全のため95歳でお亡くなりになっていました

天国で自分に正直に好きなように過ごしてらっしゃると良いな