青土社
2024年2月 第1刷発行
2024年3月 第2刷発行
269頁
思いをうまく言葉にできないほうが、当然なのだ
本当なのだ
どうしても理路整然とは話せない知人、酔うと後悔ばかり話し出す友人、洗面台で流されかけている小虫、授業中に夫の死を語りつづける先生……
弱いものたちのなかにこそ、陰影のある物語は生まれてくる
はじめに「言葉にしないとわからない」x「うまく言葉にできない」
言葉にできない思いがありますか?
世の中こんなものとあきらめられますか?
思いがけないことは好きですか?
別の道を選んだことがありますか?
あなただけの生きにくさがありますか?
現実がすべてですか?
おわりに エッセイという対話
分かりやすく読みやすい文章で数々の言葉がすんなりと頭に入ってきます
こんな見方があるんだ、の連続
常に、相手には相手の事情があることを頭の隅に置いておくことが大切、ということは分っていたつもりでいましたが、いやいや、まだまだでした
本書を読んで、自分の驕った心を戒めたり、背中を押してもらえたり
頭木さんは20歳のときに難病の潰瘍性大腸炎にかかり、13年の闘病生活を送ったそうです
それらの経験のうえに著される言葉は簡単だけれど心に残るものばかりでした
