ニコラス・ケイジ主演作を2本

 

「マッチスティック・メン」

原題 MATCHSTICK MEN

2003年 アメリカ

【ムービープラス】

 

相棒フランク(サム・ロックウェル)と組むやり手の詐欺師ロイ(ニコラス・ケイジ)は潔癖症に悩み精神科に通う日々を送っています

そこにかつて別れた恋人との間の娘アンジェラ(アリソン・ローマン)が登場

ロイは彼女に翻弄されていきます

 

アンジェラには何か裏がありそうと思って観ていましたが、アンジェラばかりか…の展開にすっかり騙されてしまい、おやおや

人間味あふれる詐欺師を演じるニコラス・ケイジを観る作品です

その後、フランクはどうなった?

人としてステップアップしたフランクの穏やかな笑顔が良かったです

 

 

 

 

 

 

「グランド・ジョー」

原題 JOE

2013年 アメリカ

【ムービープラス】

 

複数の前科に振り回されながらも森林伐採業者として真面目に生きようとする男・ジョー(ニコラス・ケイジ)と父親の暴力に耐える少年・ゲイリー(ゲイリー・ボーダー)が織りなす交流と苦難を描いた人間ドラマ

 

一緒に働くうちに疑似親子のような関係を築いていく2人ですが過酷な運命が待ち受けていました

 

アメリカの田舎町で暮らす人々

華やかな都会生活、裕福な暮らしなど遥か遠い世界の話で

彼らは、一生ちっぽけな町から出られない、出ていけないのでしょう

ゲイリーのダメ親父を演じたのは実際のホームレス男性だったそうです

だからこそリアリティがある演技が出来たのですね

 

 

2度目の鑑賞

初回はストーリーの重さとやりきれなさに感想を残さなかった、残せなかったみたいです

改めて、ニコラス・ケイジの骨太の演技に落ち着いて鑑賞することができました

ゲイリーはジョーから森林伐採の仕事を引き継ぎます

森林の世代交代と同様、人も次の世代に希望を託せたら、と思います