「TAR/ター」

原題 TAR

2022年 アメリカ

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ドイツの有名オーケストラで女性として初めて主席指揮者に任命されたリディア・ター(ケイト・ブランシェット)

天才的能力と類まれなプロデュース力でその地位を築いた彼女でしたが、今はマーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいました

そんなある日、かつてターが指導した若手指揮者の訃報が入り、彼女にある疑惑がかけられ次第に追い詰められていきます

 

一流アーティストのカリスマ性、タフさ、傲慢さ、同性愛、人種差別にミステリー色もあり、全体にあちこちに連れ回された感じの残る作品でした

何にせよ、ケイト・ブランシェットの演技は素晴らしく、音楽を心から愛するひとりの人間の魂の叫びを見せてもらいました