時代小説文庫(ハルキ文庫)

2014年2月 第1刷発行

2016年2月 第7刷発行

277頁

 

着物始末暦シリーズ第3巻

 

着物の始末屋・余一が着物から人の心を読み取り困りごとを解決していくシリーズ

 

「菊とうさぎ」「星花火」「面影のいろ」「夢かさね」

3作目ともなると登場人物たちのキャラにも慣れてきてすんなりと物語世界に入り込めます

ただ、本文内にもありますが、何かと都合のよいところがあって安易な展開にやや興ざめ

女性陣に共感できる部分が少なく、人間の出来は良いのですがイライラさせられるのがちょっとねぇ

宮部みゆきさんだったら、高田郁さんだったら、あさのあつこさんだったら、どんな描き方をするのかしら、などふと考えてしまいました

それでも面白くはあるので続きも読む予定です