「交渉人」

原題 THE NEGOSIATOR

1998年 アメリカ

【ムービープラス】

 

人質交渉人、ネゴシエーターのふたりの男性、ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)とセイビアン(ケヴィン・スペンサー)が人質犯と彼に指名された交渉人という立場で対峙するサスペンスアクション

 

警察の年金基金が盗まれた事件の横領犯に加え、事情を知る相棒のネイサン(ポール・ギルフォイル)の殺人犯の濡れ衣をきせられたローマンは、身の潔白を証明するため、連邦政府ビルの内務局を訪れ横領の真犯人と目されるニーバウムとその場に居合わせたタレコミ屋、秘書、警視を人質に立て籠もります

警察内部にも裏切り者がいるため、彼は西地区のトップ交渉人セイビアンを指名するという大博打に出て、真犯人と内偵者を探さないと人質を順に殺すと挑発

セイビアンも次々と手を打ち、トップ交渉人同士の知力と頭脳の限りを尽くした駆け引きが続けられます

 

日頃からローマンの仕事ぶりや人柄を知っている警官たちは困惑しながらも上の命令に従うしかありません

でも、チャンスはあったけれどローマンを撃たなかったスナイパーがいたり、人質たちもローマンに協力的で、やがて事件の真相が暴かれます

 

すごく、ではありませんが面白かったです

 

 

 

 

 

「Summer of 85」

原題 ÉTÉ 85

2020年 フランス

【ムービープラス】

 

原作 エイダン・チェンバース「おれの墓で眠れ」

 

16歳と18歳の少年のひと夏の恋を描きます

 

セーリングを楽しもうとヨットで沖に出た16歳のアレックス(フェリックス・ルフェーブル)は突然の嵐に見舞われ転覆

たまたま近くにいた18歳のダヴィド(バンジャマン・ボワザン)に助けられます

2人は友情を深め、それはやがて恋愛感情へと発展し、アレックスにとっては初恋となりました

しかし、ロンドンからやってきた一人の女性が2人の間に割り込んできます

 

アレックスはダヴィドを自分だけの理想の恋人としていたのですがダヴィドにとってのアレックスは違いました

誰でもいい、と言ったら失礼かもしれませんけど、気になったら手を出してしまうタイプなのです

16歳と18歳の違い、経験の差ですねぇ

思春期の葛藤や不安定さ、愛や死についても考えさせられる作品でした

ストーリーとは別にフェリックス・ルフェーブルとバンジャマン・ボワザンを観ているだけでも目の保養になりました