朝日新聞出版

2018年3月 第1刷発行

231頁

 

「発達障害」で愛妻家

極端な平和主義者でずっと病人

そんな市川さんの私小説です

 

小説は「壊れた自転車でぼくはゆく」のみ

原作は未読ですが映画「いま、会いにゆきます」「ただ、君を愛してる」は観ました

市川さんの障害のことは聞いたことがある、程度でした

本書を読んで、これほどの厳しいものと知って驚いています

また、奥さまとの出会いがどれほど市川さんを救っていることでしょう

 

基準は普通じゃない

モノの見方は幾通りもあって、それぞれに意味がある

 

小説家という職業に就けたのは幸いだった、と私ごときが言って良いものか迷いますが、そう思いました

 

久しぶりに市川さんの恋愛小説を読みたくなりました