文春文庫

2014年10月 第1刷

269頁

 

伊三次とお文の間に長女・お吉が誕生する頃の、語られることのなかった十年を描く書下ろし長編

 

またもや江戸の大火で別れて暮らすことになった伊三次とお文

伊三次の色恋沙汰、お文と実の父親とのこと、八丁堀純情派に屈した本所無頼派のその後

伊三次たちをめぐる騒動を夜空にかかる月が見守っていました

 

伊三次の長男・伊与太は髪結いを継がず絵師となるようです

お吉はどんな女性に成長するのでしょう

不破龍之進が妻を娶り、祖父母となった友之進といなみ

龍之進の成長ぶりには目を瞠るものがあります

友之進は相変わらず、いなみは自らの来し方を振り返り今の幸せを噛みしめます

 

髪結い伊三次ファミリーの物語、次はまたシリーズに戻ります♪